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白井康介、今シーズン初先発であらゆる能力の向上を証明。新国立の無敗を7に伸ばした一戦でスーパーサイドバック爆誕!「(競争に)負けているとは思っていなかった」【2024 J1第7節vs.鹿島アントラーズ(HOME)】

 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 4月7日、FC東京は国立競技場でJ1第7節に臨み、鹿島アントラーズと対戦。2-0のスコアで勝利を収めた。無失点試合は今シーズン初。これで勝点を11に伸ばした東京は暫定6位に浮上(※第3節横浜F・マリノス対ガンバ大阪は4月10日開催、この2クラブが1試合未消化)した。新国立競技場での戦績を6勝1分とし、無敗記録は7に伸びた。
 
 心臓部のドイスボランチを小泉慶、高宇洋、途中出場の原川力で回しつつ、モビリティの高い選手で先発を固め、走力で相手を上回ることをベースに構築したチームで無失点を実現。がまんして守る時間帯と、ボールを握って運ぶ時間帯のメリハリをつけ、勝負どころで決定機をものにして2得点。強さを感じさせる勝ち方が出来るようになってきた。
 
◆しっかりマイボールにする意識
 
 出場した全員が活躍したと言ってよいほど。この東京の一翼を担ったのは右サイドのコンビ、安斎颯馬と白井康介。豊富な運動量もあり、出色の出来だった。
 
 サイドバックの白井はプレー機会一つひとつの質が高かった。もともとの強みであるスピード、運動量、スタミナに勤勉さと技術力が加わり、長友佑都と中村帆高の不在を感じさせない。競争に勝てるところに来ているのではないか──と水を向けると、白井はこう答えた。
 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)

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