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波多野豪「あれでこっちにも火が点いた」。東京の守護神として、古巣相手に燃える福岡のキング・紺野和也のシュートを間一髪弾く活躍。この勝利を携え多摩川クラシコへ【2024 J1第4節vs.アビスパ福岡(AWAY)】

 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)

 波多野豪がまたも魅せた。J1第4節アビスパ福岡戦の前半28分に長友佑都が先制ゴールを決めた直後の29分、ならばオレがとばかりに、一昨年までFC東京でプレーしていた紺野和也がウェリントンが落としたボールに反応、バウンドしたあとの落ち際をダイレクトに捉えてボックスの外から強烈な左足のシュート。これを波多野が左腕1本で弾き、コーナーキックに逃れた。

◆彼が意地になってくるだろうと予想していた

 ウェリントンがその巨躯を活かし、森重真人の背後からのしかかるようにして頭でボールを落とす。小泉慶も木本恭生も高宇洋も間に合わず、ほぼフリーで撃っただけに、紺野のシュートは精度が高く枠内に飛んでいた。波多野が阻まなければ、東京は同点に追いつかれていた。

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