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エンリケトレヴィザン史上最高のシーズンへ。「ビルドアップの練習を積み重ねてきた手応えは十分にある」【2024 J1第1節vs.セレッソ大阪(AWAY) Preview】

 

撮影:後藤勝


 2024年はエンリケ トレヴィザンにとって過去最高のシーズンになるのかもしれない──。
 
 振り返ってみれば、エンリケ トレヴィザンが初めて日本へやってきた2021年はまさにコロナ禍の真っ最中。強力な入国制限で外国籍監督や選手の合流が軒並み遅れていた時期で、隔離期間が終わったあとの4月14日まで所属先の大分トリニータで活動を始めることは出来なかった。それでもJ1で28試合に出場し、大分がJ2に降格したこともあってFC東京に移籍加入。しかしこの青赤軍団一年目の2022シーズンは4月29日のJ1第10節ガンバ大阪戦で負傷し左肩関節脱臼とされ戦線を離脱。その後脱臼の再発から最終的には涙の帰国を余儀なくされた。
 
◆競争によってレベルアップしていく
 
 けがを癒やし、2023年はなんとか沖縄キャンプからスタート。第7節までは先発メンバーに入っていたがJ1第8節のセレッソ大阪戦でチームとして3敗目を喫すると先発から外れた。アルベル前監督体制の末期は試合に出たり、出なかったり。ピーター クラモフスキー監督体制に移行すると再び先発メンバーの座を掴んだが、アグレッシヴなプレースタイルとチームとしてめざす強度の高いプレスのかみ合わせが災いしたのか、イエローカードの山を築き終わってみればシーズン中に全8回の警告処分を受けた。2試合しかなかった11月はその2試合分の出場停止処分で出番がなく、12月3日の最終節でもメンバー入りを果たすことなくシーズンを終えた。
 

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