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守備を整備した結果としてのスコアレスドロー。攻撃には不足も“半歩前進”【2023 J1第32節 新潟vs.FC東京】

 

守備に奔走し、出し切ったか、松木玖生。Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 11月11日、FC東京はデンカビッグスワンスタジアムでJ1第32節に臨み、アルビレックス新潟と対戦。0-0の引き分けで試合を終えた。攻撃、攻から守の切り替え、守備、守から攻の切り替えの4局面をサボらずつづけ、ボールを保持して攻めてくる新潟の圧力に耐える“我慢比べ”の様相を呈した一戦だったが、最後まで耐え抜いた。時折訪れる危険なシーンも野澤大志ブランドンが制圧。これまでの東京に欠けていた辛抱強さがにじんできている。
 
 前節までの8試合中、無失点で終えた試合は第29節のガンバ大阪戦だけ。守備の再整備が喫緊の課題だったが、ひとまずそこに関しては達成出来た。試合後、長友佑都は「まずはやっぱり守備を安定させないと。今日だって、多分いままでだったら前半のうちに得点をされて、得点したら相手が乗ってしまう。 気持ちよくプレイしてしまうし、それをやらせないという部分では、こういう粘り強さがぼくらにはなかった」と、無失点の手応えについて語っていた。
 

まずは守備、という長友佑都。Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


◆ハードワークを表現
 
 ただし、自分たちがボールを保持する局面、あるいは相手ゴールに向かっていく攻撃時に不足があることも選手たちは認めている。長友はこう言っていた。
 
「もちろんまだまだやらなければいけないこともある。攻撃が単調に終わったり、連動性というものは改善しなければいけない部分もある」
 

攻撃時に課題があることはピーター クラモフスキー監督も認めている。Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)

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