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原川力、自身の出来に渋い顔も移籍加入後初ゴールには手応え。5人が加わる崩しの練習の成果が出て「空いてきたライン間をうまく衝けた」【2023 J1第29節 FC東京vs.G大阪】

 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 25周年記念試合となった10月1日のJ1第29節ガンバ大阪戦は3-0でFC東京の勝利に終わった。このゴールラッシュの口火を切ったのが、今夏期限付き移籍でセレッソ大阪から加入してきた背番号40の原川力。長友佑都のパスに入ってきたディエゴ オリヴェイラがスルー、左で受けた仲川輝人からのパスに、最終的に進入してきたボランチの原川が決めた。これが東京加入後の初ゴールだった。
 
 前節サガン鳥栖戦を終えたあとの東京は今週、小平でビルドアップの練習と並行してゴール前の崩しに取り組んでいた。そのかたちがそのまま出たシーンだった。ヒーローインタビューにあらわれた原川は「練習していたかたちが得点につながった。テルもいいところに落としてくれた。流し込めた感じです」と、語った。
 
 予感はあった。4日間の準備のうち、3日が経過した9月29日。ピーター クラモフスキー監督に練習の手応えについて訊ねると「いま、自分たちの戦い方をどうよくしていくかということも考えながら、自分たちがもっとこうやりたいと思うところに取り組んで、しっかりと成果が出ています」「この三日間すごくいい練習が出来てきている」という答えが返ってきていた。
 
◆磨きをかけて次節へ
 
 ミックスゾーンへとやってきた原川にゴールシーンを振り返ってもらうと、やはり同様の答えが返ってきた。
 
「今週、ああいうかたちでサイドに入った時の崩しの練習をしていたので、そのまま出たかなと思います。そのかたちが」
 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)

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