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ピータークラモフスキー監督「悔しさを教訓として身につける」森重真人「このままでは終われない」東慶悟「勝ちたいという姿を見せるしかない」【2023 J1第27節 川崎vs.FC東京 Preview】

 

撮影:後藤勝


 準々決勝でのルヴァンカップ敗退によって残る大会はJ1だけとなったFC東京。そのリーグ戦も残り8試合を全勝したところで勝点は最高で57止まりであり、優勝争いの目安である勝点60台には到達せず、事実上タイトル獲得の可能性はなくなっている。となれば、第一に考えるべきは。中長期でのチームづくりに腰を据えて取り組みつつ1試合ずつに全力を傾注し、観る者を楽しませることではないか。そのためにまず、眼前の多摩川クラシコで川崎フロンターレ相手に勝利を収めたい。
 
 前回、5月13日の対決では川崎に勝っている。つまり今節、J1第27節にはシーズンダブルがかかっている。川崎相手のシーズンダブルは、もし今回達成すれば2008シーズン以来15年ぶりだ。
 
 シーズンダブルは難しいかもしれないが──とピーター クラモフスキー監督に水を向けると、指揮官は「Possible」という言葉を使って「可能だと思います。シーズンダブルに向けて戦っていきます」と、力強く語った。
 
 「この話はつまらなく感じられるかもしれないのですが、チームパフォーマンスを出しきることは自分たちが発展していくなかで基盤となるものだと思います。準備をしっかりすること、そこを正しくおこなうことによって試合を正しく戦えるようにしていきたいと思っています」
 
 今週立ち上げの練習で、福岡遠征に帯同しなかった負けを知らない選手たちは非常に活発で下を向いていなかった。ピーター クラモフスキー監督は、練習前のミーティングで、敗戦の悔しさを教訓として身につけ、自分たちが今後何をつくっていなければいけないかを選手たちに話したことも反映されたのではないかと言っていた。
 
◆守備の修正、東と原川の距離感
 

撮影:後藤勝

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