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アビスパ福岡の堅守への向き合い方と、自分たちの5バックでの締め方について考えを深めたFC東京。準備は整った【2023 J1第26節 FC東京vs.福岡 Preview~ピーター クラモフスキー監督、東慶悟、原川力】

 

撮影:後藤勝


 2021シーズンにJ1に再昇格してからのアビスパ福岡に対し、FC東京は1勝も挙げていないが、ピーター クラモフスキー監督は9月3日のリーグ戦から始まる福岡との3連戦について「私はうしろを振り返る人間ではないので、今日はどうなのか、明日がどうなのかを見ていく」と言い、相性の悪さや苦手意識には無縁であることを示した。
 
「(福岡は)明確なやり方がある。効率よくやっている、いいチームだと思っています」(ピーター クラモフスキー監督)
 
◆相手が“それ待ち”になっている東京の修正策
 

撮影:後藤勝


 東京が何度も味わっているように、福岡はボールを奪ってから相手のゴール前までに最短距離のコースを通るように、シャープに入ってきていいシュートを決める。この点は今夏、東京に加わったばかりの原川力も認識していた。
 
「それが持ち味と思いますし。だから逆にボールを持たせたらあまり、向こうのリズムではなくなってそんなに怖くはないかなと思うので、そういうものをうまく使い分けながら、ピッチ上で判断出来たらいいんじゃないですか」
 
 選手にここまで明確なイメージがあるとするなら、これまでの東京と異なり、相手のやり方に対応する自分たちというものをより明瞭に意識出来ているのかかもしれない。たとえばピーター クラモフスキー監督は福岡の堅い守備を崩すために「我々にとってそれをやるには(今回は)すごくいいチャレンジだと思っています。 得点を奪うために自分たちをすべて出し切っていきます」と自信をのぞかせていたが、攻め込んでは奪われ福岡の堅い守備に阻まれる東京という問題を繰り返さないために必要なことを、原川はこう認識していた。
 

撮影:後藤勝

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