仲川輝人「チームのためにということを思ってやっている」。アルビレックス新潟の猛攻に劣勢となるも戦う姿勢で勝点3をもぎ獲ったFC東京【2023 J1第10節 FC東京vs.新潟 Report】

2023年04月29日 22時37分　
カテゴリ： COLUMN • INTERVIEWS • MATCH
タグ : FC東京 • J1 • Jリーグ • photo • pickup • アルビレックス新潟 • サッカー • 仲川輝人 • 国内サッカー • 東京 • 横浜F・マリノス • ＦＣ東京

勝利を喜ぶ森重真人、東慶悟ら

　4月29日、FC東京は味の素スタジアムで開催されたJ1第10節に臨み、アルビレックス新潟と対戦。ホームから見て2-1のスコアで勝利を収めた。

　前半8分、ボール保持型の新潟を想定して練習してきたカウンターが嵌まり、仲川輝人が決めて先制。しかしその4分後、伊藤涼太郎に壁の右外を巻く直接フリーキックを決められ1-1の同点とされると、ひたすらボールを回され、それを耐えしのぐ長い時間がつづいた。彼我のボール支配の差に自信を失っているかのようにも見えた時間帯だったが、ディエゴオリヴェイラがこれぞ9番という精度もパワーも最高峰のシュートを決めて勝ち越すと、東京は一気に勢いづく。後半も東京は主導権を握り、終盤に攻め込まれた時間帯を除いてはほぼ優勢に試合を進め、リーグ戦の連勝を達成した。ディエゴがPKを外したあとも意欲を失わず、その分を挽回するかのように攻めつづけたことが最終的な勝利につながった。

中村帆高の状態が気がかり。Photo by HIROTO TANIYAMA（撮影：谷山央人）

　唯一、気がかりなのは中村帆高の負傷。状況から見て大けがであることは間違いなく長期の離脱は必至で、100パーセント以上で戦った背番号2のためにも、残されたメンバーで少しでもチーム状態を向上させていきたいところだ。

◆ゴールシーン以外でも奮起した仲川輝人

仲川輝人とディエゴオリヴェイラの得点で勝利を得た。

　前半8分に爽快な先制点を挙げた仲川だが、むしろそのあとの長い時間、ボールを運び、キープし、球際で戦うプレーでの貢献が目立った。交代の直前には、相手の選手に倒されたところまで自陣からかなり長い距離を運んだ。

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