青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン

もう答えが出たような気もしますが【2023 YLC Eグループ第4節 FC東京vs.G大阪 本音Column】

 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 それではレポート後にあらためて書くコラムを始めさせていただきたいと思います。
 
 アルベル監督は、今シーズンは中盤が逆三角形の4-1-2-3と正三角形の4-2-3-1を状況によって使い分ける、と言っていまして、その考えはこのガンバ戦のあとのリーグ戦を前にした囲み取材でも変わっていませんでした。そしてフォーメーションよりもスタイルのほうが重要であるということも言っていました。まあこれは当然の話で、キックオフからタイムアップまで11対11+審判の群れがどう運動していくかというところがトータルのイメージで、そこから個々の選手の役割が生まれてポジションの付与に至るわけなので。
 
 ただやはり、フォーメーションから規定されるものもあります。たとえば4-1-2-3の初期配置ベースだとあちこちに三角形が生まれやすい、とか。
 
◆その監督の人となりがあらわれる
 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 ボールを動かすサッカーをやりたいから4-1-2-3なのか、4-1-2-3にするからボールを動かすサッカーなのかと言えばもちろん前者。ですからアンジェ ポステコグルー監督が横浜F・マリノスで指揮を執り始めたときは4-1-2-3でしたし、アルベル監督もアルビレックス新潟で4-1-2-3をやりたいという気持ちはありました。ただ、両者が実際には4-2-3-1で一定の成功を収めていることを考えると「4-1-2-3は机上の空論になってしまいがちなフォーメーションなのではないか?」という疑念が拭いきれないですね。

(残り 3181文字/全文: 4031文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ