大木ロアッソの切り込み隊長だった杉山直宏の単騎突撃でコテンパンにされたFC東京を大志、翼、準弥のコメントから振り返る【2023 YLC Eグループ第3節 G大阪 vs.FC東京 本音Column】
それではレポート後にあらためて書くコラムを始めさせていただきたいと思います。
さて連戦の谷間、ガチンコメンバーのガンバ大阪に対し、けが人続出のFC東京が週末に控えた湘南ベルマーレ戦のリソース配分も考えながら出場時間をシェアする方向性で考えたメンバーで臨み、見事に玉砕した一戦でした。なんだかんだ言われているけれどもやっぱりいい補強しているじゃないかガンバ! と言いたくなるような前半でしたね。
◆選手はしっかり反省
試合の行方を決めたのは前半の杉山直宏による先制点。そこまでは、ガンバにボールを保持されながらも、最後はゴール前での木村誠二と野澤大志ブランドンの冷静な対応によって失点は防げていたので、かなりもったいなかった。
北海道コンサドーレ札幌の右サイド金子拓郎単騎突撃大作戦に毎度毎度苦労させられる東京は、この試合では大木武監督率いるロアッソ熊本をJ3からJ2に引き上げた功労者である杉山直宏に叩きのめされてしまいました。
たとえばWBC決勝、大谷翔平がストレートを見せておいてのスライダーでマイク トラウトを仕留めたように、杉山はさんざん右から中にカットインしての左足のプレーを見せておいて、あの得点場面だけは切り替えして右足で撃ちましたから、もう東京の側はついていけていなかったですね。長友佑都も右足はないと予想していたようにしか思えない対応でした。ニアを右でブチ抜かれたこの場面について野澤大志ブランドンを掴まえ訊ねると、次のように答えられました。
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