ACL本戦に向けアジアの難しさを言語化する林彰洋/台頭する大卒新人、安部柊斗が与える刺激【play back ACLプレーオフ】
多量の雨でボールが転がらず弾まないピッチコンディション。ACLプレーオフで苦しむFC東京を救ったのは、日本代表格の室屋成だった。個の力で先制点をもぎ取った感があった。
「スクランブルの状態でごちゃごちゃとなり、こぼれてきたらラッキーだなと思いながら最後のシュートを撃つシーンを待っていました。シュートは枠を外さないようにだけ撃ちました」
この1点が効き試合を優位に進めた東京は、最後は退場で数的不利に陥りながらもカウンターからアダイウトンが追加点を挙げ、2-0のスコアで逃げ切った。フィリピンを代表するチームであるセレス ネグロスがかなり手強い相手であったことと悪天候が苦戦の要因で、林彰洋が「今日のように厳しいコンディションであっても失点ゼロで終われたことはよかった」と試合を振り返るのも当然だった。ただその状態で東京にとって嫌なところにセレス ネグロスの選手たちがボールを入れてきていたことも確かで、やはりアジアの戦いは楽ではないということを思い知らされる一戦だったと言えるだろう。
◆林彰洋が語るアジアの難しさ
林はACLの難しさを明瞭に言語化した。
「(アジアの戦いの場では)日本とは違う
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