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【有料記事/ルヴァンカップ準々決勝第1戦第4報】「連動はない」と大久保嘉人。攻撃の手詰まりで守備までもが苦しくなる悪循環を断ち切るには(2017/08/31)

攻撃のキーパーソン、大久保嘉人のシュートはわずかに1。それも至近距離で止められた。

「新井(章太)だから股を狙ったんだけど」
川崎のゴールキーパーは大久保がよく知る新井章太だったが、新井もまた大久保をよく知っていた、ということになるのだろうか。新井はすばやい反応でブロック、大久保の狙いを阻んだ。

大久保は試合前に「股を狙うからな」と新井に向けて宣言していた。もちろんそれがブラフとなるか真実となるかは、いざ1対1でシュートを撃つ場面を迎えた状況による。
実際に後半16分、ペナルティボックス右寄りの決定機に、大久保は当初、ループシュートを選択するつもりだった。しかしそのとき新井の股が開いた。股間を抜くシュート。ここで試合前に聞いた大久保の言葉が意識に残っていた新井は「来るな」と予感して股を閉じた。接近した時点でヨコへの移動はなくなり、頭を越すループシュートか股間を通す低いシュートかの二択にになったはずで、単純な確率であれば50パーセント。コースを当てたのは新井が大久保の考えを読んだからだ。
その新井は「F東のヨシトさんはあまり怖くないです」と言う。

新井が指摘していたのは、

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