【有料記事】Preview◆2大東横決戦!プレミア再開!各カテゴリーで熱い戦いが繰り広げられる週末!J1は中島翔哉最後の戦い(2017/08/25)
◯3カテゴリー間でメンバーをいかにやりくりするか
あす8月26日はJ1とJ3の両カテゴリーで“東横決戦”。FC東京トップチームは日産スタジアムに乗り込み、J1第24節で横浜F・マリノスと対戦。中島翔哉にとっては東京での最後の試合だ。またFC東京U-23は味の素フィールド西が丘にY.S.C.C.横浜を迎えてJ3第20節を戦う。
翌27日は中断していた高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグEASTが再開、FC東京U-18は静岡県の清水総合運動場陸上競技場に遠征し、清水エスパルスユースとのプレミア第10節に臨む。
第41回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会を制して日本一に輝いたFC東京U-18の選手たちは好調。J3前節ではFC東京U-23の一員として出場した小林幹と原大智がそれぞれ終盤の4分間に同点ゴールと逆転ゴールを決め、2位のカターレ富山を下す大金星を挙げた。
ただし今週はJ3とプレミアで連戦となる。これらのカテゴリーに関してはU-18所属の選手をどうやりくりするかが焦点となりそうだ。
メンバー選考が悩ましいのはトップチームとU-23についても同じ。室屋成を欠いたトップチームの右ウイングバックに誰が起用されるかによってU-23の顔ぶれは変わる。ユ インスや柳貴博、そして左で小川諒也がJ1に出場、J3のメンバーが欠ける可能性もあるのだ。J1次第でJ3のメンバーが、J3次第でプレミアのメンバーが変わる側面があり、東京はクラブ全体で週末の3試合を乗り越えなくてはならない。
8月23日の紅白戦では右ウイングバックにユ インスと柳貴博が起用されていた。右インサイドハーフの橋本拳人と3バックの右に入る徳永悠平を動かさないことが前提のプランだが、徳永を右ウイングバックに置いて3バックの右に吉本一謙を入れる、あるいは太田宏介はそのままに小川を右ウイングバックで使うなど、配置転換はいかようにも考えられる。最終的に篠田善之監督がどのような決断を下すかによって、J1とJ3ふたつの試合で描かれる画が決まる。
外側だけでなく、内側も、2トップの多様なヴァリエーションはもちろん、梶山陽平のアンカーに髙萩洋次郎と橋本のインサイドハーフという組み合わせを試していたし、ゴールキーパーも林彰洋のフィードがいまひとつと見れば大久保択生も使うなど、ほぼすべてのポジションで競争原理が働いていた。そのように競った今週の結果は、どう土曜日のピッチにあらわれるのだろうか。
◯トップチーム、右ウイングバック探しとvs.マリノス勝利の算段
「もっと勝利に貢献するゴールやプレーをしていきたい」と、“第3のフォワード”感を強烈に醸し出している橋本拳人。しかしまずは横浜F・マリノスが誇る両ワイドに警戒して当たりたいと、守備に留意する心構えを説いた。
「『齋藤学とマルティノスの両ワイドは非常に仕掛けが巧い選手たちなので、そこは気をつけろ』という言葉は紅白戦の前にも監督からありましたけれども、マリノスとはこれまでにも対戦していてわかっていることでもある。気をつけたい」
そのためにはやはり新しい右ウイングバックとの連携が重要だ。橋本は言う。
「(室屋)成とは阿吽の呼吸、何も言わずともお互いに何をするかがよくわかっていた。その成とはちがうけれど、
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