【有料記事】継承された背番号4と選手会長の座。吉本一謙と橋本拳人(2017/01/17)
1月15日の新体制発表で2017シーズンの編成が発表され、吉本一謙が背番号を4に変更した事実が公になった。高橋秀人の移籍によって空いた4番。ずっと望んでいた意中の番号が、ようやく吉本の背中にやってきた。同時に、吉本が務めていた選手会長職を、ことしは橋本拳人が担うこともあきらかになった。新しい東京が始まる兆候なのかもしれない。
15日、ファンサービスを終えてミックスゾーンに姿をあらわした吉本を掴まえた。オープンになった状況で、一刻も早く本人の口から、あらためて背番号に対する思いを訊きたかったからだ。
吉本は端的に経緯をまとめてくれた。
「29番はほんとうに愛着があった。このチームではそれでずっとやってきたので。でも、4番が空いた。いままでほかの背番号を打診されたときも、4番をつけたいから断ってきた。たまたまね、4番が空いたので。
中学、高校と、FC東京で4番をつけていた。その4番をつけて、自分が中学生のときに想像していた姿になりたいという思いが最後に勝ったので、自分で(申し出て)4番をつけさせてもらうことになりました。
いままで29番のユニフォームを買ってくれたみなさんへの感謝の気持ち、自分自身の29番への愛着もありますけれども、やっぱり中学から(東京に)入ったときに想像していた姿になりたくて変えたので、その辺をみなさんにわかってもらえたらうれしいです」
待望の4番。しかし29番にも歴史と愛着がある。やってきたことが変わるわけではなく、29番もまた吉本の一部となっている。どちらかひとつを選ぶにあたっては、そうとう呻吟(しんぎん)したようだ。
「(29番には)いっしょに戦ってきたという思いもあったので、
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