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【有料記事/2017シーズン新体制発表記者会見】もうひとつの伝統継承。「29番」は吉本一謙から岡崎慎へ(2017/01/17)

「半月板のけがをしていて、ことしの4月に復帰予定です」
新体制記者発表記者会見後の囲み取材で、岡崎慎はあらためて負傷について説明してくれた。けがそのものは、もちろん残念。しかし自身が置かれた状況を、ただ俯瞰するというわけでもなく、深い洞察から捉え直し、語り直すあたりは、いかにも奥深さをたたえる岡崎らしかった。
「自分はこれといってからだを鍛えたことがなく、これまでナチュラルな感じで来ていて。かと言ってからだで負けたりという感覚もなかったので、けがをして長期離脱したかたちで自分のからだを見直す時間がプロを始める時期にできたというのは、これから長くやっていくうえではいい期間になるかなと思います。
ほんとうは焦らないといけないと思うんですけど。昨年一年間はしっかりやれていた部分もあったと思います。それを踏まえてまだJ1では戦えないと感じることもあったので、この休みの期間を通じて、またしっかりとからだをつくり直していきたいと考えています」

FC東京U-18出身。将来が嘱望される岡崎が背番号29を受け継いだことを、吉本一謙は喜んでいた。
「おれは(自身を)“引き継がせられる”ようなレベルの選手ではなく、誰につけてほしいと言える権利はないと思っていました。でも、マコ(岡崎慎)がつけてくれるとなったときは正直うれしかった。下部組織出身の同じポジションの選手が、

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