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【無料記事】Go Emperor’s cup! Pick up player 阿部拓馬「一週間後が楽しみ」(2016/12/16)

好調時のキレを取り戻しつつある阿部拓馬(写真は12月10日の練習試合vs.いわきFC戦のもの)。

好調時のキレを取り戻しつつある阿部拓馬(写真は12月10日の練習試合vs.いわきFC戦のもの)。

あす12月17日の練習試合vs.流通経済大学戦を終えると、いよいよ12月24日の天皇杯準々決勝vs.川崎フロンターレ戦まであと一週間を残すのみとなる。J1、J3リーグ戦終了時、あるいは天皇杯ラウンド16といった11月の試合で活躍していたメンバーに加わっていくだろうプレーヤーを探すと、浮かび上がってくるのはやはり阿部拓馬だ。先週から今週にかけてのトレーニングを観るかぎり、キレのよさは好調時に近くなってきているように映るが、はたして実際にはどうなのか。故障による離脱から復帰し、天皇杯に照準を合わせている阿部に、現在の調子について訊ねた(取材は12月15日)。

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――11月20日のJ3リーグ最終節で17分間プレーしたときのパフォーマンスを50パーセントとすると、現在の調子は何パーセントくらいですか。
阿部拓馬 いまは75くらいですね。

――一カ月弱でだいぶんコンディションが上がりましたね。もう試合をするには十分?
阿部拓馬 いや、もうちょい、80、90くらいには持っていきたいです、試合をするとしたら。でも、毎日のきついメニューにも、自分のなかでコントロールして、痛みが出てまた離脱、というふうにならないようにやっていますから、コンディションは日々、上げられていると思います。

――いま、チームはスピードがあるなかでも質を保つという方向性で向上を図っていると思うんですけれども、そのなかで阿部選手自身の個を発揮できているという感じはしますか。
阿部拓馬 そういう感触はないですね。コンディションが70とか75ではこのくらいかなというのがあるので、自分のなかではまだ。連続したプレーだとちょっとミスも出てしまいますし、単純に体力がつずかなかったりするので。そういうところは、練習のなかで意識してちょっとずつ上げていくしかない。
まあ、焦ってけがをしないようにということと、少し早めにコンディションを戻すということと、うまくバランスをとりながらやっています、いま。

――天皇杯順々決勝まであと一週間と少しと迫りました。試合当日には80、90パーセントといったところに持っていけそうですか。
阿部拓馬 そこをめざしてぼくだけではなく、みんなやっているので。一週間後、どのくらいになっているのか、楽しみではありますね。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

――ところで、プロサッカー選手はピッチ外のふるまいも重要だと思うのですが、阿部選手はファンサービスの際、握手した手にもう片方の手を添えたり、相手の眼を見て話したりと、紳士的な対応をしているようですね。こういう心がけはいつから。
阿部拓馬 そこら辺はたぶんあれです、これまでいっしょにやってきた諸先輩方の対応を見て、身についたものだと思います。それを真似している。

――FC東京以前から?
阿部拓馬 プロに入っていちばん最初のヴェルディに所属していたときから、そういう感じでした。それをそのままやっているだけです。もちろん感謝の気持ちをもってやっています。

――まあでも、同じものを見ても、ちゃんとやるひととそうでないひとに分かれるわけで。阿部選手の場合はちゃんとやっていますよね。
阿部拓馬 根本的に、観に来てくれるひとがいるから、自分たちのやることが職業として成り立っているということもあるので。そういう意味では、また練習なり試合なりを観に来てもらえるような、プレーだけでなくできることをしようと、根本のところで思っています。

――強く関心を持ってサッカーを知ろうとしたり、足を運び、自分のチームを観て選手に接し応援しようとする、経済的にも世の中を動かす、そういうファンがあってサッカーが盛り上がるという認識をお持ちのようですね。
阿部拓馬 そうですね、尊いお金を出して観に来てくれる。感謝しかありませんし、期待に応えたいと思います。天皇杯、がんばります。

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