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【有料記事】チームづくりの進度を確認するためのvs.いわきFC戦後コメント集(2016/12/16)

オフが明けてからFC東京トップチームは12月3日のvs.東京武蔵野シティFC戦、10日のvs.いわきFC戦と、週一回のペースで練習試合を重ねてきた。あす17日のvs.流通経済大学戦を終えると、24日の天皇杯準々決勝vs.川崎フロンターレ戦に向け、本格的な準備に入ることになる。そこで、チームの調整がどこまで進んだかをおさらいするために、10日のvs.いわきFC戦後に収録した談話を掲載する。
通して読むと、オフ明け後初戦の運動量とスタミナ、スピードが不足し、パスのずれが目立った状態から、コンディションも技術的な部分もかなり改善され、まともに試合ができるようになったこと、そして失い方が悪くてピンチになる、こまかいミスが頻出するという課題はあったものの、攻撃を組み立てるだんどりはよかったということがわかってくる。めざすやり方を遂行しつつ、それが大枠ではできていて、その過程でミスが出たということだから、あとはその細部の精度を上げれば自分たちの問題は概ね解決し、相手対策との兼ね合いで詰めていく作業を残すのみとなるはずだ。
あすのvs.流通経済大学戦は、vs.いわきFC戦同様にいいチャンスのつくり方ができているか、いい運び方といい守り方ができたうえでミスが減っているかなど、チェックポイントを設けながら観るといいかもしれない。

10日のvs.いわきFC戦後、篠田善之監督に「サイドチェンジで両ワイドをはっきり使ったり、ウラを衝いて使われるほうも全速力でそこに行っていたりと、組み合わせや狙い、得点の結果というより攻撃が成立していくところがよかったのでは?」と訊ねた答えは以下のとおり。
「そうですね、いわきFCというチームの情報があまりないなかで、あれだけ相手が前からプレスに来るのを剥がし、ほんとうにテンポよく剥がしてさらにサイドを変えてできるというところは、観ていてよかったなと思うし、速いプレッシングのなか、どうやって剥がせばどこにスペースが空くかということを、たぶんきょうはできていた。いわきFCはほんとうにいいチームで、けっこうガツガツ来ていた。それを剥がす能力はきょうのチームとしても出せたかなと思います」
この篠田監督の言葉からも、攻撃の組み立てがよかったことがわかるが、この質の高い攻撃を川崎フロンターレのような強いチーム相手にも実行するには、さらなるレベルアップが必要だ。.vs流通経済大学戦と次週の練習に期待しよう。

高い位置でボールを保持、チャンスメークに勤しんでいた東慶悟。

高い位置でボールを保持、チャンスメークに勤しんでいた東慶悟。

◯東慶悟の談話

(残り 2804文字/全文: 3922文字)

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