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【有料記事/J1第13節第1報】ショートレポート◆前半は浦和対策奏功も後半、自陣に引きすぎて逆転負け。13年ぶりの埼スタ勝利を逃す(2016/06/22)

○レポート

【J1第13節】6月22日、FC東京は埼玉スタジアム2002に乗り込み、浦和レッズと戦うJ1ファーストステージ第16節に臨み、3-2で敗れた。

前半13分、米本拓司が敵陣内の高い位置でボールをカット。すぐさまネイサン バーンズにつなぎ、左斜め前のムリキへ。右横には相手がいても前方向はゴールキーパー西川周作のみ。ムリキは空いた真正面に落ち着いてシュート。東京が先制に成功した。
さらに前半31分にはペナルティボックスのすぐ前でバーンズが倒れ、一瞬全体が静止した隙に橋本拳人が抜け出してゴールを決め、0-2とリードを拡げる。このとき主審は試合を止めていなかった。

4バックに加えて両サイドハーフが下がり相手の5バックに対応する引いた守備時のシステム、自陣からの走るロングカウンター、前からプレッシャーをかけに行くときのショートカウンター、相手のポジションの中間を通すパスワーク、すべてに練習の成果が見られた。
ボール支配力の高い浦和にペナルティボックスまでボールを運びこまれ枠内シュートを撃たれる場面も多く、完全な優勢ではなかったが、五分以上の勝負を展開した。

ところが後半25分に槙野智章のヘディングシュートで1点を失うと、瞬く間にこのゴールを合わせて3失点。このスコアのまま3-2で敗れた。終盤まで攻守に強度を維持できなかった東京が浦和の攻撃に圧されるまま引いてしまい、自ら失点を呼び込むような試合運びをした結果だった。2003年7月12日以来約13年ぶり(4729日ぶり)の埼スタ勝利はならなかった。
東京は25日土曜日、日産スタジアムで横浜F・マリノスと対戦する。

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東京のフォーメーションは4-4-2。ゴールキーパーは秋元陽太、ディフェンスラインは右から徳永悠平、森重真人、丸山祐市、小川諒也。中盤は右から橋本拳人、米本拓司、高橋秀人、羽生直剛と、守備力と戦術理解力に長けたメンバーがならび、2トップは速攻向きのネイサン バーンズとムリキ。堅く守り、

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