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【有料記事】レポート◆今季3点めを決める! 最終決戦に臨む河野広貴の恍惚と不安/マッシモ フィッカデンティ監督、高橋秀人、羽生直剛、橋本拳人、東慶悟(2015/11/06)

決戦前、最後の練習を終えて選手たちを送り出したあとの天然芝コート

決戦前、最後の練習を終えて選手たちを送り出したあとの天然芝コート

 

レポート◆今季3点めを決める! 最終決戦に臨む河野広貴の恍惚と不安/マッシモ フィッカデンティ監督、高橋秀人、羽生直剛、橋本拳人、東慶悟

「前節の2ゴールは本来の仕事を放棄して前に出た結果。守備をさぼってもいいからフォワードに点を獲ってほしい。ヒロキがあした点獲ると言っているから、期待してあげてください」
高橋秀人が推したのは、リーグ戦1ゴール、カップ戦1ゴール、あわせてまだ2点しか決めていない17番河野広貴だ。FC東京のトップ下を担うエースにしては数字が足りない。それは河野本人にもよくわかっている。

「残りふたつに勝つしかないというシチュエーションは、選手にとっては割りきりやすいのか」。こう訊ねると、河野は同意した。
「そうですね。引き分けでいいとかもないから。はっきりしている……」
そこまで話すと、通りがかったブラダ アブラモフが茶茶を入れてきた。どうやら河野を褒め称えているらしい。ブラダに向かい、わたしが河野を「ベストプレーヤー」と褒めると、ブラダは「ベストプレーヤーインジャパン」と言葉を足した。
誰もが河野を認めているようだ。笑みを漏らした河野は話をつづける。

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