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【無料記事/第1報】速報◆トリコロールの猛攻を耐えた青赤軍団、関東学院大学在学中・富樫の一撃に沈む/J1 2nd 第11節 横浜F・マリノスvs. FC東京(2015/09/19)

速報◆トリコロールの猛攻を耐えた青赤軍団、関東学院大学在学中・富樫の一撃に沈む/J1 2nd 第11節 横浜F・マリノスvs. FC東京

19日、FC東京はアウエー日産スタジアムで横浜F・マリノスと対戦。後半43分に関東学院大学在学中の特別指定選手、富樫敬真にゴールを許し、1-0で敗戦。東京の連続無敗は6試合でストップ。チャンピオンシップ進出に向け、黄色信号が灯った。

FC東京は警告の累積によって高橋秀人が今節と次節の二試合出場停止。中盤が右から橋本拳人、野澤英之、米本拓司、東慶悟という編成の4-4-2フラットでキックオフを迎えた。いっぽうの横浜F・マリノスは不動の先発メンバー。ゴールキーパーに飯倉大樹、ディフェンスは右から小林祐三、ファビオ、中澤佑二、下平匠。中盤はボランチが喜田拓也と三門雄大。第二列は右からアデミウソン、中村俊輔、齋藤学となり、中村は縦横無尽に浮遊し、両サイドハーフもドリブルにシュートにとポジションを変える。1トップはポストに長けた伊藤翔。

ファーストハーフは東京がマリノスの出方をうかがう展開。6分から7分にかけてのマリノス右コーナーキックは中村の左足による精度の高いものだったが、ブラダ アブラモフがパンチングでセーブ。また前半12分から13分にかけては中盤の深い位置から中村がタテに出したボールがウラに抜けた伊藤に通り東京はピンチを迎えるものの、丸山祐市のスライディングで逃れた。終盤、齋藤学が左サイドにセットするように立ち、放った豪快な右足シュートもブラダ アブラモフが弾き、東京はマリノスにゴールを許さない。いっぽうの東京は前半9分、太田宏介の右コーナーキックに丸山祐市がファーで合わせる場面があったがミートできず。互いに決定機をものにすることができず、0-0でハーフタイムに入った。

前半の無得点を受けて攻撃にテコ入れの必要を見てとったか、東京はネイサン バーンズに替えて中島翔哉を送り込み、セカンドハーフのキックオフを迎える。
後半に入ってもペースはマリノス。9分、個人技とパスワークに長けたマリノスは左右に揺さぶって東京守備陣を振りまわし、伊藤→アデミウソン→齋藤とつなげる。しかし最後のシュート性のクロスは東京がブロックした。
さらに14分にはカウンターでアデミウソンが左をドリブルで激走。シュートコースを探して中央へと流れ、右にいた伊藤へパス。丸山の守備もあってコースがなく伊藤もシュートではなくクロスを選択、ここはブラダ アブラモフがしっかりキャッチして相手の得点を防いだ。東京ゴール裏はブラダコール、そして得点を求めて前田コールを送る。
16分、17分ごろには、オープンになりかけたかというシーン。マリノスの右サイドバック小林祐三が上がってくれば東京側もボールを奪い、米本拓司がボールを運んで長い距離の逆襲。これに対し小林も長い距離を走り、直接取り返しに行った。しかし互いに組織を維持してコンパクトに保とうという意識はまだあり、どちらか1点を獲って均衡を破ったほうが勝利に近づく展開となる。
22分、下平のクロスは東京守備陣の頭を越して伊藤の許へと届くが、これに触れることができない。
26分には野澤に替えて松田陸がIN。しかし陣形は変わらず、中盤が右から松田、橋本、米本、東という列びになる。
マリノスも28分、伊藤に替えて富樫敬真を投入。すぐさま右サイドをドリブルで駆け上がり中へと入ろうとするイキのいいところを見せる。
つづくカードを切りたいところだが、試合が止まらずに流れており、バランスが変わってしまうおそれを考慮してのことのなのか、両チームベンチともに動きがない。そんななか、一撃で勝つ望みを捨てない東京は、42分に前田が相手最終ラインのウラに抜け出す! ついに決着かと思われたがマリノス守備陣も必死に防ぎ、前田はシュートを撃つことができない。
すると43分、中村のクロスに勢いよく走り込んできた富樫がこのボールをヘディングで叩き込み、マリノスが先制。関東学院大学在学中の特別指定選手、富樫のゴールでついに均衡が破れた。
東京は東に替えてサンダサ、マリノスは中村に替えて兵藤慎剛を送り込み、試合は終局へ近づいていく。アディショナルタイムは3分間。

走ってよく守る、“戦う”試合に負けた東京。87分間崩れずに耐えぬいたことは評価できるが、得点がなかったために敗れたことは事実。この教訓を活かすにはホームでの得点と勝利が必要だ。東京の次節は9月26日、ホーム味の素スタジアムに松本山雅FCを迎える。松本もよく走るタフなチームだが、トリコロール軍団に敗れた悔しさを忘れず、緊張感を持って臨んでもらいたい。

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