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【第2報】レポート2◆マッシモブチギレ! 会見で静かなる怒り「正直、サポーターが何を望んでいたのか、はっきりとはわかりません」徳永、森重、野澤、松田は……/J1 2nd 第11節 横浜F・マリノスvs. FC東京(2015/09/19)

レポート2◆マッシモブチギレ! 会見で静かなる怒り「正直、サポーターが何を望んでいたのか、はっきりとはわかりません」徳永、森重、野澤、松田は……

試合後の共同記者会見で、ゴール裏の「シュート撃て」コールについて問われたマッシモ フィッカデンティ監督は、違和感を口にした。
「正直、サポーターが何を望んでいたのか、はっきりとはわかりません。年間順位は3位です。FC東京の歴史のなかで、これだけハイペースで勝点を重ねたことはなかったわけですし、いちばん強い選手を夏に放出せざるをえない状況もありました。そういったことがあったなかで、いまここにいることを踏まえたうえで、(サポーターが)何を言いたかったのか。それはわかりません」

ファン、サポーターは眼の前の試合の内容そのものについて「よくない」という評価を下したわけだが、マッシモ フィッカデンティ監督はここにいたるまでのトータルでの結果を念頭に置いている。
まるで、その日の不出来を問われた父親が、子どもたちに「ここまで教育を受けさせて衣食住の不自由がないようにしているのに、何が不満なんだ」と言い返しているかのようなすれ違い。さすがにゴール裏も、残り6試合でクラブ史上過去最高勝点まであと1というハイペースで年間3位につけている、その好成績については認めているだろう。わかったうえでの「シュート撃て」ではあるはずだが、そうしたニュアンスは届いていない。
チームを守らなければいけないという思いがあったのかもしれない。マッシモ フィッカデンティ監督は、不利な状況で自分たちがいかに仕事を果たしてきたかを、さらに説いた。

「そういった(経緯を含めて)分析していかないといけない。それほど変わったことではなかった、気にするほどのことではないかな、と思います。横浜のようなこれだけ強いチームに勝点差をつけて上にいるわけですから。きょうプレーしていた(東京の)選手のうち、4~5人(丸山祐市、橋本拳人、前田遼一、中島翔哉、サブで出場機会はなかったが榎本達也)は、昨年はJ2で試合に出ていました。

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