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【今週の小平】「東京vs.甲府」前日レポートその2◆前線にけが人。編成の変化、あらためての結束、そして負けない自信を背景に、再び走りだすFC東京(2015/04/03)

レポート◆前線にけが人。編成の変化、あらためての結束、そして負けない自信を背景に、再び走りだすFC東京

4月に入って最初の公式戦は味の素スタジアム、明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第4節。相手は五週間前の2月28日に非公開の練習試合で戦ったヴァンフォーレ甲府だ。
しかし「あの頃といまとでは、甲府も東京も当然ちがう。このあいだ一度試合をしたからと言って同じようにはならないと思います。まずは自分たちがやれることをしっかりとやりたい」と権田修一が言うように、練習試合の内容がすべてそのまま次節に反映されるわけではない。

甲府はアドリアーノと阿部拓馬を前線に据えた3-5-2で「去年とは列びも変わって樋口さん(樋口靖洋監督)がやりたいサッカーをやろうとしている。ただ引く、という感じではない」(権田)というサッカーをやってくる。
しかしそれ以上にFC東京も変化している。

ヴァンフォーレ甲府の「vent」は「風」の意味だが? と聞かされたマッシモ フィッカデンティ監督は「強風が来ていますね(笑)。すてきな名前だと思います」と応じつつ「公式戦と練習試合とのちがいはありますが、相手のことが少しわかっている状態ではあります」と、甲府の分析が進んでいることをうかがわせた。ただ、饒舌になったのは、チームの現状についてだ。

「いまわれわれは前線にけが人が発生していてそのポジションに問題がありますが、中盤の攻撃的な選手を前線に据え、残りの選手にさらに守備の意識を持たせることで、なんとか乗り越えていくことができていると思います。
チームはじょじょに新しいバランスを見つけてきています。前回のナビスコ松本戦ではリーグの神戸戦からメンバーを六人変えたなかで、チャンスをたくさんつくり出し、よい試合ができたと思います。誰が出てもしっかりとできるという自信がいまのチームにはあります。
平山選手の故障の問題が完全には解決していない、林選手もまだトップコンディションではないなど、まだ完調ではない選手がいますが、

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