2024シーズン総括コラム①「ターニングポイントでの的確かつ迅速な判断がJ2残留を導いた」【コラム】

【写真 水戸ホーリーホック】
タイトロープの連続
11勝11分16敗。勝点44。15位。
シーズン序盤から低迷が続き、15年以来となるシーズン途中での監督交代が行われる苦しいシーズンだった。それでもチーム一丸となって苦難を乗り越えて、「J2残留」という結果を勝ち取ってみせた。「J1昇格」を目標に掲げて挑んだシーズンだっただけに決して納得できる結果だったとは言えないが、年々レベルの差が縮まり、資金力の高い松本や大宮でさえ、チーム作りでつまずくと、修正できずにJ3に降格してしまうほど力が拮抗している近年のJ2リーグにおいて、苦しみながらも残留できたことは“悪い結果”ではなかった。最低限のタスクを果たすことができたと言えるだろう。
最終的に降格圏と勝ち点10差をつけることができたが、その戦いは「タイトロープの連続」だったと言わざるを得ない。どこかで少しでも判断を誤りや遅れがあれば、この結果をつかむことはできていなかった。
(残り 2339文字/全文: 2817文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ