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「高卒ルーキートリオが一日税務署長に就任!早くて便利で簡単なオンライン確定申告をスマホで体験」【HHレポート】※無料記事

【写真 米村優子】

2月20日、城里町小勝の城里町七会町民センター「アツマーレ」で碇明日麻選手、尾野優日選手、齋藤俊輔選手の高卒ルーキートリオが水戸税務署長から一日税務署長に任命。
スマホで確定申告書を作成する体験を通じて、自宅からインターネットで手軽に確定申告ができる「e-Tax」をPRしました。

プロサッカー選手は個人事業主。
社会人となった高卒ルーキーらは、毎年確定申告をする必要があります。
選手らは今回、自身のスマホを使って、「確定申告書等作成コーナー」のサイトから消費税の確定申告書や、青色申告決算書の減価償却費の入力を体験しました。

まず、消費税の確定申告書の作成では、令和3年分の収入が842万円だったスポーツ選手が昨年10月から開始されたインボイス制度に伴い、消費税を納める適格請求書発行事業者となった場合の申告書の作成に取り組みました。
今回、インボイス制度がスタートした10月1日以降の売上金額は354万円で、1,000万円以下の事業者のため、「2割特例」を適用したケースとなります。
スマホネイティブ世代の選手らは、税務署のスタッフに手順を教わりながら、各項目をスムーズに申告していました。

【写真 米村優子】

次に挑戦したのは、青色申告決算書での減価償却費の入力。
減価償却とは耐用年数が1年以上で取得した時の価格が10万円以上の資産が対象。
サッカー選手ならば、自宅から練習場に通うための自動車、自主トレーニングのために購入した筋トレマシンなどが対象となります。
減価償却は資産ごとにあらかじめ設定された耐用年数があるのがポイント。
確定申告する際は資産の耐用年数に応じて分割し、その金額を経費として毎年申請する必要があります。
今回は碇選手の愛車候補であるトヨタ・ヴェルファイアを昨年5月に600万円で購入したと想定して申告書を作成。
e-Taxのデータは毎年引き継げるため、全て再度入力する手間はありません。
減価償却費は耐用年数の最終年まで正確なデータが繰り越せることも学びました。

オンラインでの確定申告を体験した尾野選手は「確定申告は複雑で難しい印象でしたが、スキマ時間にスマホでできると分かってホッとしています」と自信が持てた様子。
ちょうど前日に水戸税務署で確定申告の書類を取りに行っていたという碇選手は「税金を納めるのは社会人として当たり前。やっと大人に近づけたと改めて感じます。確定申告の書類は色々と難しくて、『これを書かなきゃいけないんだ』と不安でしたが、スマホでできると知って安心しました」と語り、齋藤選手は「確定申告について全く分かっていなかったのですが、普段からスマホを使っている人ならば誰でもできるのではないかと思うぐらい意外と簡単にできました」と笑顔を見せていました。

令和5年分の確定申告は2月16日から受付がスタート。
令和4年分は全国で約2,295万人が所得税等の確定申告を行いましたが、その内、ICTを利用した申告者は約1,869万人と前年から約61万人も増加し、多くの人々が簡単で早くて便利なe-Taxを利用して申告書を作成しています。
令和5年分の確定申告は、所得税・贈与税の申告・納付は3月15日、個人事業者の消費税等の申告・納付は4月1日まで。
24時間いつでも確定申告が可能で操作も簡単なe-Taxでの申告に是非挑戦してみましょう!

【写真 米村優子】

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