デイリーホーリーホック

「Jリーグ通の平畠啓史さん、メインライター佐藤も登場!『リアルホーリーホックライブ』で今季前半戦を振り返る」【HHレポート】※無料記事

【写真 米村優子】

9月13日の山口戦でスタジアムイベント「リアルホーリーホックライブ」が開催され、Jリーグ通のお笑い芸人・平畠啓史さん(吉本興業所属)、冨田大介CRC、そしてメインライターの佐藤拓也が登壇し、今季前半戦を振り返りました。

冨田CRCがMCを務める同イベントの最初のお題は「前半戦で一番記憶に残っている試合は?」。
トップバッターに指名された佐藤は「栃木戦」と回答すると、会場からは同意を示す拍手が。
「ダービーで負けることはサポーターとしても許せないこと。監督や社長、GMはこの試合がどれだけ大事か選手らにアプローチしていたし、選手らもダービーを意識して戦うとコメントしていたが体現できなかった。負けたことでそれらを気付く機会、このチームの一員になるきっかけになったのでは?」とコメント。

【写真 米村優子】

自身のYouTubeチャンネル「ひらはたフットボールクラブ」でも水戸対栃木の北関東ダービー戦に触れていた平畠さんは、「今年の栃木はすごく走りますし、すごく感動的なゲームをしているし、アカデミーで育った選手が大学経由で戻ってきたりしている。水戸も進化しているが、他のチームも進化しているのを気付かないといけない」と指摘。
そして印象的な試合は「磐田戦」を上げ、「大人しそうな印象の松崎快選手が交代させられた時に、『何で交代させられんの?』って微妙に不満を顕にしていた。自分のやりたいプレーと監督の求めるプレーの間で葛藤、不満を表したのは、結局は秋葉監督の言う戦う部分が見えて、すごく嬉しいシーン」と一瞬の表情に関して言及。
また山口一真選手の話題となり、「全然納得しない顔が大好き」と平畠さんが語ると、サポーターらも拍手が巻き起こっていました。

その後、松本戦、甲府戦、金沢戦の「アディショナルタイム3部作」について、「松本戦は乾選手が絶対に逆転できるやろ!って空気が出ていた。コーナーキックで決まった!と思ったら…。甲府戦で最後追いつかれて、金沢戦は最後ピットブルで追いついた。今年の水戸は絶対に途中で帰らず、最後まで観ないと損」と断言。
更には敗戦した「新潟戦」を挙げ、「監督も選手を誇りに思うという言葉に嘘偽りない気がした。新潟のホーム感が強いあのスタジアムの中であの戦いを見せたのは、負けたけれども印象に残っている」と語り、またこの試合で192cmのファビオ選手を完封した細川淳矢選手にも言及。
「若手が多い中で、ベテランだけれども右肩上がりになっている。このチームの面白さの一つ」と述べると、佐藤は「チームの色はベテランが作る。一番上がいじられるチームはなかなかない。ベテランがオープンマインドだから若手が伸び伸びとプレーができる。ベテランも負けてられないと年々成長している」と指摘していました。

【写真 米村優子】

風雨によって開始時間が延期された京都戦では、アップの映像が長時間流れ、「本間さんがええ顔をしていた」との平畠さんの発言に、「そんな所まで見ているんですか?!」と冨田CRCは驚きを隠せない様子。
また福岡戦で初ゴールを決めた奥田晃也選手について「やっと決めたか!と他の選手らが喜んでいる姿がすごく良かった」と語り、プレーだけでなく、選手一人ひとりの表情や背景まで注目している平畠さんの水戸談義は止まらない様子でした。
奥田選手について冨田CRCは「欲があまりない選手。上手いけれども、一つ足りないのは欲の部分。シュートは奥さん、それ以上に奥さんのお父さんが喜んでくれたらしい。それでもっと得点を決めたいなと思うように変わった」と補足すると、サポーターからは今後の期待を込めた拍手が送られていました。

【写真 米村優子】

今後に期待する選手をフリップに書くコーナーでは、冨田CRCが「では、(フィリップ)トルシエに書いて下さい」とボケると、平畠さんが「ビジュ」と書いて返して笑いを誘う場面も。
そして佐藤が「山田康太選手」、平畠さんが「ンドカ・ボニフェイス選手」、冨田CRCは「瀧澤修一選手」を選出。
佐藤は「まだまだこんなもんじゃない。自分が流れを、チームを変える選手になって貰いたい。あとは若手全員。ラッキーボーイが出て来て欲しい。このチームは若手が大人しすぎるので、もっとチームを盛り上げて欲しい」と切望すると、平畠さんは「ボニは段々とDF陣の中心である自覚が出て来ている。100%の選手として成長していないのが末恐ろしく、すごく楽しみ。荒削りの部分も残っているのも魅力」と期待している模様。
立場的になかなか言い辛いという冨田CRCは、「強いていうならば、瀧澤。なかなかコンスタントに試合に絡めない中で色々な思いを持っている。個人的に頑張って欲しい」と力を込めていました。

【写真 米村優子】

最後に今後チームに向けて、佐藤は「目の前の試合に勝つ。その繰り返し。今日勝ちましょう、それだけです!」、平畠さんが「色んな意味で今年の水戸は面白い。見ている人の心に何かを訴えることは大事。心揺さぶるものが水戸にはある。毎試合ドラマがある。思いっきり今シーズンを楽しんで欲しい」と締めると、大きな拍手に包まれながらイベントは終了。

今シーズンも今週末から後半戦がスタート。3人のトークを参考に、また新たな視点でチームや選手に注目してみてはいかがでしょうか?

【写真 米村優子】

(米村優子)

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