デイリーホーリーホック

「児童養護施設の子どもらがKSスタで『ありがとう体験』」【HHレポート】※無料記事

【写真 米村優子】

11月28日のホーム最終戦で、水戸市小林町の児童養護施設「内原和敬寮」で過ごす小学生5名が、スタジアム運営スタッフの一員として入場ゲートでパンフレットや細川淳矢選手と岸田翔平選手プロデュース「ホショカレー」を配布するなど、ボランティア活動を実施しました。

【写真 米村優子】


これまでクラブは施設の子どもらをホームゲームに招待したり、施設の慰問活動を続け、一方の施設側はスタジアムで里親募集のビラ配りをするなど、互いに交流を続けてきました。
11月27日の愛媛FC戦前日もタビナス・ジェファーソン選手、古宿理久選手、岡本將成選手の3名が施設に慰問し、童心に帰って好奇心旺盛な子どもらと長縄跳びやミニサッカーで元気良く遊ぶ姿が見られました。
選手の慰問を心待ちにしていた子どもらの中には、少しでも長く一緒に過ごすために宿題や課題を早めに済ませて万全の状態で待ち構えていた子も。
今年5月に慰問した本間幸司選手や高卒ルーキーらが記憶に新しい子らからは「本間さんは来ないの?」「(山田)奈央君に会いたい」と恋しがる声も多く聞かれました。

【写真 米村優子】

そんな内原和敬園では施設を慰問してくれた選手らへの感謝の想い、ファン・サポーターから感謝の言葉を貰う「ありがとう体験」で社会性を育むことを目的に、初の奉仕活動に取り組みました。
子どもらは入場ゲートやブース入口に次々と詰め掛けるファン・サポーターへ、てきぱきと素早くパンフレットやカレーを配布。Jリーグの運営に欠かせないスタッフの一員として、縁の下の力持ちの役目をしっかりこなしていました。

水戸ホーリーホックファミリーである内原和敬園との心温まる「ありがとう」のパスは、今後も末永く続いていくことでしょう。

【写真 米村優子】

(米村優子)

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