J2第19節レノファ山口FC戦 「静かなる意志を受け取った選手たちの情熱がつかんだ、信頼回復への第一歩となる勝利。ただ、2失点は大きな課題」【レビュー】
無言の叱責をパワーに変えて表現
スタジアムにはいつもと違う景色が広がっていた。毎試合、スタンドに張り巡らされている横断幕がこの日は一枚も掲げられていなかった。それは前回のホームゲームで開催された北関東ダービーで栃木相手にふがいない戦いで敗れたことに対するサポーターからの静かなる意思表示であった。
12番目の選手たちの思いが、ピッチに立つ選手たちに伝わらないわけがなかった。
「サポーターが水戸ホーリーホックというチームを僕ら以上にすごく大事に思っての行動だとすごく感じました。だからこそ、今日の試合だけは死んでも負けられなかった」
細川淳矢は熱のこもった声で口にした。
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