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【日日の風景】常総市ボランティア活動に参加し続ける河野高宏GKコーチ(2015/11/7)※無料記事

【写真 佐藤拓也】

【写真 佐藤拓也】

オフとなった11月3日、常総市の災害ボランティア活動に参加した河野高宏GKコーチ。今回が3回目の参加となりました。

はじめてボランティアに参加したのは第35節岡山戦後のオフとなった10月6日。「東日本大震災の時に僕らはいろんな人に助けてもらいました。だから、今回は何かしら手伝いをしたい」と思い、参加することを決めたそうです。
その後、オフのたびに参加している河野GKコーチ。参加して感じるのは「情報を発信するメディアも少ないですし、徐々に風化してきている」ことだそうです。
また、「僕はすべてを見たわけではないので、被害状況についてはあまり詳しく分かりませんが、まだ支援を必要としている人はいますし、ちょっとしたことを遠慮している人が多い」ことも行ってみて分かったことで、「少しでもそういう人たちの力になりたい」という思いが強くなったそうです。

ボランティアに参加した一番の理由は前述の通りですが、「リーグ戦で苦しい戦いが続いていて、こういう活動をすることによって、少しでも運気が上がればいいかなと思って」という考えもあったそうです。
「自分の弱い心ゆえの行動なんです」と河野GKコーチは苦笑いを見せましたが、人はむしろ苦しい状況になればなるほど、視野が狭まってしまうもの。でも、そうならずに自ら進んでボランティア活動に参加する精神に頭が下がる思いにさせられます。

「これからもオフが取れれば、参加したいと思っています」と話す河野GKコーチ。継続は力なり。大災害を前に1人の力は小さいかもしれませんが、継続することによって大きな力となっていくことでしょう。また、そうした行動を、きっと勝負の神様は見ていてくれるはずです。

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