デイリーホーリーホック

「細川選手が明かす後日譚。『ホソカレー』ではなく、『2020水戸ホーリーホック選手全員カレー』だったんです」【日日の風景】※無料記事

1月18日のチーム始動日の取材において、今季の目標について「また『ホソカレー』みたいなことをやりたい」と語ってくれた細川淳矢選手。その後、ホソカレーの後日譚を明かしてくれました。

「ホソカレー」とは昨年12月6日のホーム徳島戦にスクール生に無料で振る舞った細川淳矢選手がプロデュースしたオリジナルカレーのこと。コロナの影響でリーグが中断した期間中に開催されたオンライン座談会「選手といっしょ#stayhome」で、カレー好きの細川選手が「今度美味しいカレーを作ってあげる」とアカデミー生に約束したことが発端となり、実現した企画でした。

スクール生に無料配布された約100食のカレーは、細川選手が全て自腹で支払うこととなっていましたが、リーグ戦終了後、選手会が中心となって全選手からお金を集めて細川選手の元に持って来てくれたそうです。

「たまたま俺がそういうことをやることになっただけで、みんなやりたかったんですよ。そういう気持ちのある選手ばかりだったんです。最高のチームじゃないですか」

誇らしげにそう振り返った細川選手。さらにこう続けました。

「だから、あれは『ホソカレー』じゃないんですよ。『2020水戸ホーリーホック選手全員カレー』なんですよ!」

年が明けても、コロナ禍により、なかなかサポーターや地域の方々と触れ合う機会を作ることができません。だからこそ、もし触れ合うことが解禁になったら、「サポーターと接する機会をたくさん作りたい」と細川選手は目を輝かせました。同時に「現状でもできる限りのことをやっていきたい。昨年の自粛期間を含め、俺たちみんないろいろ考えました。それを行動に移していきたいと思っています」

そして、サポーターにこう投げかけました。
「いいアイデアや希望があれば、どんどん教えてください。みなさんが喜んでもらえることをできる限りしていきたい。そういう1年にしていきたいと思っています」

今年も細川選手が水戸にたくさんの笑顔を作り出してくれることでしょう。

(佐藤拓也)

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