デイリーホーリーホック

【HHレポート】「震災の爪痕残る北茨城市の子ども達に元気と勇気を! 東日本大震災復興支援募金を活用した招待試合開催」 (2015/8/4) ※全文無料公開

【写真 米村優子】

【写真 米村優子】

甚大な被害を受けた北茨城市の小学生と保護者50人を千葉戦に無料招待

今年3月8日の熊本戦、3月29日の愛媛戦、4月11日の徳島戦で実施された「東日本大震災復興支援募金」。スタジアム観戦を通じて被災地の子ども達に元気や希望を与え、将来の夢を育むきっかけを掴んで貰おうと、水戸ホーリーホックは同募金を活用して、7月22日のジェフユナイテッド千葉戦に北茨城市在住の小学生と保護者約50人を招待しました。

一行は北茨城市役所から送迎バスでKSスタへ来場。それから早速、ウォーミングアップ見学のため、ピッチ近くのトラックゾーンに足を踏み入れると、精華サッカー少年団、磯原FCの子ども達は試合前の緊張感漂う選手に釘付け。そして、ウェルカムフラッグ隊としてピッチ中央で試合前の会場を盛り上げ、メインスタンド側に着席した後は、0-1のピンチから馬場賢治選手の豪快なボレーシュートでドローに追い付く白熱したスタジアム観戦を楽しみました。

【写真 米村優子】

【写真 米村優子】

参加した鈴木真奈斗君(中郷一小3年・精華サッカー少年団)は「初めてピッチを間近で見たけど、選手の上手さや芝のキレイさに驚いた。ドローだったけど、スタジアムの盛り上がりがすごかった!」と興奮気味。母親の洋美さんは「自分たちの生活は大分落ち着いてきましたけれど、また新しい災害公営住宅も建てていたり、北茨城は震災の影響が残っていて、支援が必要な状況です。北茨城から水戸は遠くてなかなか試合を観に行けないのですが、親子で遠足に来たような感覚で楽しめて、息抜きできました」と語っていました。

震災から約4年5ヶ月。東日本大震災の記憶も日々薄れつつありますが、北茨城市はもちろん、水戸市や県内各地に未だ震災の爪痕が残っています。
水戸ホーリーホックは3.11を忘れない。今後もサッカーを通じて、継続的な復興支援に取り組んでいくことでしょう。

【写真 米村優子】

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(米村優子)

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