デイリーホーリーホック

【HHレポート】「被災地を元気にしたい」九州Jクラブサポーターが寄付金を贈呈(2012/8/21) ※全文無料公開

サッカーファミリーの絆

大分トリニータ戦が開催された8月19日、九州のJクラブサポーターから水戸ホーリーホックへ被災地支援の寄付金が贈呈されました。

今回、大分、サガン鳥栖、ロアッソ熊本の3クラブサポーターが、Jリーグの試合観戦を通じて被災地域の方々の元気作りを推進することを目的に、東日本大震災一年後の今年3月11日の前後の各ホームゲームで独自に募金活動を実施。被災地域の東北、茨城のJクラブへ均等に分配され、大分サポーター団体「TORCIDA DO OITA」代表の加藤正雄さんを通じて、18万9111円が水戸ホーリーホックへ寄付されました。

「非常に心温まる支援。サッカー教室を開催したり、地域の皆さんをスタジアムへ招待したりと地元に還元出来るよう有効活用したい」と沼田邦郎社長は感謝の意を述べ、「素晴らしいことですね。僕達も被災地への思いを持って試合に臨んでいますけれども、大分も色々苦しい中、対戦チームの僕らの事まで気遣ってくれるなんて・・・。サッカーファミリーの絆を感じますね。それに応えられる様に僕達も素晴らしいプレーをしたり、被災地のために色々と行動を起してやっていきます」とキャプテンの本間幸司選手は感無量の様子でした。

東日本大震災後、九州Jリーグクラブのサポーターらは、全クラブで復興支援グループ「KYUSHU FOR JAPAN」を結成したり、現在も各自で様々な支援活動に取り組んでいます。「ライバルなので普段は仲が悪いですが、東日本大震災後は『日本が大変な時はそういう場合じゃないよね』とリーダー同士の意見が一致して絆が生まれた。今後の活動内容は未定ですが、『KYUSHU FOR JAPAN』の横断幕を掲げて、『九州から被災地を応援しているよ』というメッセージを送り続けたい」と加藤代表。

これからもお互いのクラブを敬い、助け合い、良きライバル関係を保ちながら、サッカー愛から生まれた善意の輪を、今後水戸から更に広げていきたいですね!


【写真 米村優子】

(米村優子)

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