HAMABLUE PRESS

インパクトメンバーの躍動。名古屋から今季初勝点……J1第26節・名古屋戦(A) マッチレビュー

 

▼2023明治安田生命J1リーグ 第26節

9月2日(土) 18:03キックオフ/豊田スタジアム(33,235人)

名古屋グランパス 1-1 横浜FC(Jリーグ公式サイト

【得点】
22′ 名古屋/稲垣祥
86′ 横浜FC/高井和馬

 

試合前に心配していた通り、名古屋にボールを持たされる形で試合は進み、22分に先制点を奪われた。そうなると名古屋はさらに引いて守りながらカウンターを狙う、得意の形に持ち込む。大きな決定機を作れないまま前半が過ぎ、後半もこじ開けられないまま時間が過ぎた。

やはり引いて守りを固められるとゴールを割る力はないのか……。そう諦めかけた86分だった。中央で井上潮音がキープして相手を引きつけ、横パスで坂本亘基を経由して右サイドの近藤友喜にボールが渡った。対面は日本代表に選出された森下龍矢。何度もフェイントを入れて森下との間合いを空けた近藤は、右足のアウトサイドでクロスを送った。

「あのタイミングで、アウトサイドでクロスを上げてくるとは予想できず、対応できなかった」と中谷進之介。マルセロ・ヒアンのヘディングシュートは枠をとらえていたが、GKランゲラックがかろうじて触りポストに弾かれる。そのボールにいち早く反応したのは高井和馬。彼にとってはJ1初ゴール。J2で延べ5チームを渡り歩き、47ゴールを記録した男がようやくその力をJ1の舞台で証明した。

 

【選手交代】(横浜FCのみ)
53′ 林→近藤、慶治朗→マルセロ
71′ 山下→坂本
83′ ユーリ→三田、伊藤翔→高井

 

 

▼VAR介入で先制を許す

(残り 3278文字/全文: 3948文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ