「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「完敗。これを意味のある負けにしたい」(喜田)・「強いチームは決めてくる。謙虚にやっていかないといけない」(中澤)他 [川崎戦後コメント]

 

【試合を終えて】

エリク モンバエルツ 監督

「まずゲームの入り方が良くなかった。それでゲームを難しくした。相手の先制点も我々のクリアが悪くて、そこから得点を与えてしまった。前半の最後の20分はリズムを取り戻し、ポゼッションしながら攻撃につなげることができた。そして後半に入って何度かチャンスを作れたが、今日のゲームに関しては個人のところでのミスが多過ぎた。これだけミスが多ければ結果につなげることはできないと思う。我々のミス、エラーが多くて川崎に得点を与えてしまうという内容だった」

 

――川崎のプレスが激しかったと思うが、それがミスやパスがつながらないことに影響したのか?

「それも原因だと思う。相手のプレッシャーを予測してトレーニングして準備してきたが、今日はプレッシャーの中で選手が正確に判断してプレーすることが残念ながらできなかった」

 

GK 21 飯倉 大樹

「失点もそうだけど、今日は全体的に試合の入りが悪かった。フロンターレがすごく気持ちを持って入ってきて、最初から受ける感じになった。1失点目はミロシュ(デゲネク)のクリアが相手に入って、自分はポジションを修正している途中だった。シュートはポストぎりぎりで、運が良ければポストに当たるけど今日は入った。1失点目も2失点目も3失点目もミス絡み。自分たちのクオリティの低さで失点して、自滅の典型。ボールをつなぐ場面で相手のどこにポケットができるのか、時間帯も含めて考えないといけない。上位チームはクオリティが高いので、自然とこういう結果になる」

 

MF 5 喜田 拓也

「悔しいけど完敗。全体的に相手をリスペクトし過ぎたというのはある。すべてにおいて後手を踏んでいたと思う。ここでこけたけど、記録のためにやっているわけではない。ここで下を向くのはそこらへんにいる誰でもできる。僕らにしかできないことがある。サポーターの反応を見て、前を向かないのは漢ではない。次の試合で勝ち点3を取れれば大きな意味を持つ勝ち点3になる。いつもより相手のポジションがズレなかった。いつもは自分たちの立ち位置で相手を動かすことができるけど、研究されたせいなのか、そこはディスカッションしないといけない。でも、その中でももっとできたと思う。対フロンターレというのが頭にあって、受け身になっていたことは認めざるをえない。これを意味のある負けにしたい。今日の負けで積み上げてきたものがゼロになるわけではない」

 

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DF 27 松原 健

「攻守の切り替えのところでフロンターレの出足が鋭くて、そこの部分で負けていたかもしれない。もう少し自分たちの時間を作らないと厳しい。これから戦う相手はプレッシャーをかけてくると思うので、この負けを次に生かさないといけない。2失点目は(エドゥアルド)ネットが来ていたのがわかっていて、スライディングしてボールをキープしようと思った。でもそれが上手くいかなくて、ボールを奪われてしまったシンプルに(中澤)佑二さんに戻してもよかった。そこは結果として自分の判断ミスと言われても仕方ない」

 

MF 6 扇原 貴宏

「3失点ともミス絡み。3点目も自分の失い方が悪かった。負けることはあるので、メンタル的に落ち込まずに残り9試合を戦いたい。自分たちを見つめ直して戦うことが大事。守備ではしっかりバイタルエリアを閉めることを意識していたけど、もう少しボールに行かないと奪えない。そのあたりは修正が必要。マイボールになってからは、もっとボールをつなげたと思う。でも全体的に焦りが先行して、最初のパスやドリブルで奪われる場面が多かった。もっと自分たちの時間を作らないといけなかった」

 

DF 22 中澤 佑二

「フロンターレは前回と同じように前からプレッシャーをかけてきた。ウチの(齋藤)学とマルちゃん(マルティノス)にいい形でボールを持たせないようにしてきた。学がなんとか局面を打開しても、その次のパスの受け手との距離が遠い。次のレイソルも同じようにプレッシャーをかけてくるので、この状況を打開しないといけない。前半は0-1で我慢しようという展開に持ち込めたけど、後半に入ってからの失点目がもったいなかった。それに3失点ともミスだった。いままでは下位チームだったのでシュートを外してくれた。でも強いチームは決めてくる。これがマリノスの立っている位置。謙虚にやっていかないといけない」

 

 

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