「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「ダヴィはこちらの動きをずっと見ていた」(榎本)・「もっとやられていたら危機感も生まれるだろうけど」(栗原) [鹿島戦後コメント] -1,720文字-

【試合を終えて】

GK 1 榎本 哲也

「悔やまれるの は失点場面。手に当たっているけど、選手がブラインドになってしまった。そこに尽きる。オレ個人としては毎試合ゼロに抑えないといけないから。(PKス トップについて)とりあえず動かないで、自分が飛ぶ方向だけは決めていた。ダヴィはこちらの動きをずっと見ていた。我慢したから、相手も迷ったと想う。そ れで流れが来てほしかったけど…。次もすぐ試合があるので、何かをきっかけにしたい」

樋口 靖洋 監督

「なかなか攻め切ることができないゲームだった。基本的に我々が主導権を握る時間があまりない、ほとんどないという状況で、勢いのある鹿島に勝つことはできなかった。前半、後半を通して中盤で我々が良いボールの奪い方ができない。その中で攻め切れていない。中盤のコンタクトプレーのところでなかなか勝ち切れなくて、我々の方にボールが転がってこない。そこが今日のゲームで主導権が取れなかった要因だと思う。いずれにしても攻撃の形が見えない。ここをチームとしてもう一度見直さなければならない。(ラフィーニャについて)約4週間ぶりのゲームだった。今週、状態が少しずつ上がってきてプレーできる状態になってきた。なかなか主導権を取れない中で彼のスピードや裏への抜け出し、あるいは彼は前から下りてきたところでボールを受けられる。一つ起点を作りたいという狙いがあった。ただ、やはり少しゲーム感覚の部分で、まだ戻っていないかなという面もあった。今日、約35分間プレーしたことで間違いなく次にはもっと良くなるというふうに期待している」

 

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DF 4 栗原 勇蔵

「(鹿島の)一方的な内容ではないけれど、思い返してみればシュートを打っていない。でもシュートが1本だろうが2本だろうが変わらない。90分通して鹿島の試合だった。それでもテツ(榎本)がPKを止めたり、相手が決定機を外したりで、ウチにもチャンスがある流れだった。でも、いかんせんシュート数が物語っていたように、チャンスは最後のミカ(三門)のクロスくらい。今日は攻撃の形もほとんどなかった。試合の入りからボディコンタクトというか競り負けてばかりで、セカンドボールも相手に拾われていた。もっとガムシャラにやらないといけないと感じたし、このままやっていたらなんのために試合をやっているのかという感じになってしまう。もっとやられていたら危機感も生まれるだろうけど、そうでもないからズルズルと次の試合に引きずってしまう。それが一番いけないこと」

MF 10 中村 俊輔

「向こうのほうがエネルギッシュだった。第一のヘディングでも相手が勝っていたし、ウチとしては流れが良くないからこそ個人ではなくチーム一丸にならないといけない。危機感を持ってやらないとし下に落ちてしまう。もっと責任感を持ってやらないと。いまは人を替えたりしながらどうにかしようとしているけど、なかなかうまくいかない。選手、スタッフ一丸となって仕事を全うしないと。去年から上乗せしようとして、去年を取り返そうとしているだけになっている」

DF 22 中澤 佑二

「名古屋戦も決定的なシュートがなかったし、今日も相手にうまく守られてしまった。練習から点を取る形を作っていかないといけない。チーム全体で守ることはできているわけだから。失点場面は相手のシュートが上手かったけど、その前のコンビネーションは練習している形なんだと思う」

 

MF 6 小椋 祥平

「自分が入る前から3ボランチにして、自分が入ったときは自分とヒョウ(兵藤)がボランチのサイドだった。前半シュート0本なのはわかっていたし、後半もシュートらしいシュートがないと想っていた。最近は前でこねくり回してもやりきれないで、ボールを戻すことが多い。中断期間中にアーリークロスを増やす練習をしていたけど、それができていない」

FW 18 ラフィーニャ

「個人的にはもっと練習を積んでコンディションを上げないといけない。怖さをとらないといけないし、痛みもまだ若干ある。チームとしては負けている状況だったので、どうにか引き分けに持ち込みたいと思っていた。自分ももっと自信を持ってボールを受けられればよかった」

 

 

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