7連戦の初戦で手にしたい勝ち点3+α。 メンバーに大きく手を加える確率は低い [J7節 岡山戦 プレビュー]
注目は喜田拓也とトーマス・デンの起用法
約2週間のショートブレイクを経て、明日のファジアーノ岡山戦から中2~3日での7連戦に臨む。
過密日程はACLEなどの別コンペティションに参加しているチームの宿命。公式戦61試合を戦った昨季ほどではないにせよ、今季も多くの試合が組まれている。勝てば勝つほど、試合数は増える。喜ばしいことだろう。
長期離脱しているのは木村卓斗と埜口怜乃の2選手のみ。それ以外の選手は全員がグラウンドでトレーニングできている。ただし松原健、渡邊泰基、ジャン・クルードは昨日時点で別メニュー調整だった。明日の一戦は回避濃厚だ。
復帰があるとすれば喜田拓也とトーマス・デンの2選手か。喜田はジャン不在の中盤の底に入り、渡辺皓太や山根陸とポジションを争う。誰よりも犠牲心を持ってプレーできるキャプテンの存在はチームを力強くプッシュするだろう。
デンに関しては、もともと最終ラインの主軸を務めるはずだった。それが1月下旬のキャンプ中に負傷。今月中旬には全体練習に復帰していたが、焦らずじっくりと調整を進めて明日の試合に照準を定めている。
ボランチもセンターバックも、あえて動かす必要のないポジションと言える。ガンバ大阪戦に2-0で勝利した流れを大切にするならば、先発をまったく入れ替えない一手もアリだ。インドネシア代表としてワールドカップ最終予選を戦ったサンディ・ウォルシュのコンディション次第になる。
チームはオフを挟みながらガンバ戦で見えた攻撃面の課題に取り組み、この2週間を過ごしてきた。「奪った瞬間に速く攻めるということの確認と、もっとボールを大事にしようということを確認した」と話したのはすっかり右サイドバックの選手になった宮市亮だった。
ある程度ボールを持てる想定で臨む岡山戦。アグレッシブな攻撃に期待がかかる。
ブロックを作って守る相手を切り崩すために
手堅い守備をベースにして、ポゼッションでも優位に立てるのならば、左サイドが攻撃のポイントになる。
(残り 799文字/全文: 1758文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ