「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

新体制発表会、長谷川社長は「今シーズンのチーム編成はまだ完了していない。ここ半月から1ヵ月くらいの間に全体像が見えてくる」[今季のチーム編成についてvol.7] (藤井雅彦)

 

23日、マリノスは2016シーズンの新体制発表会を日産スタジアムで行った。昨年まではマリノスタウンに程近い日産本社内施設を利用していたが、本拠地移転にともなって新横浜地区の象徴であるホームスタジアムでの開催となった。

最初に登壇したのは長谷川亨新社長である。今年の1月1日付けで代表取締役社長に就任し、嘉悦朗前社長からバトンを受け取った。長谷川社長は日産自動車の海外部門に長く勤務し、最近15年間は海外で社長業を転戦してきたという。そういった経歴からくる自信は相当なもので、この日は「サッカーはプロでなくとも、社長業はプロ中のプロだと思っている。いくつもの会社を巡って、組織と会社を強くすることに関しては精通しているつもり」と高らかに宣言。嘉悦前社長はサッカーに対する愛情が深かった。それとは対照的な、いわゆる経営者なのだろう。自動車会社とプロサッカークラブの経営は根本的に違うが、まずはお手並み拝見である。

通常であればサポーターが最も注目している新加入選手のお披露目だが、今年に関してはやや小粒な感が否めない(昨年もそうだったが…)。新加入選手8人のうち5選手は新卒選手で、残る3選手も少々インパクトに欠ける。主力選手のほとんどが残留しているためアデミウソンの退団を除いて戦力ダウンは皆無に等しいとはいえ、やや寂しい顔ぶれだ。

そのなかで、長谷川社長は「今シーズンのチーム編成はまだ完了していない。ここ半月から1ヵ月くらいの間に全体像が見えてくる」と公の場で発言。ここまで言い切るのだから、間違いなく新外国人がチームにやってくるのだろう。問題はそのタイミングだが、チームは25日から沖縄一次キャンプを張る。現時点で獲得選手の詳細は明らかにされておらず、沖縄キャンプ中に合流するのは難しいか。2月4日からスタートする宮崎キャンプに参加できればベストだが、それができないようだと準備期間の短さに不安が残る。

 

 

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