「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「テグさん(手倉森監督)が呼ばざるをえないくらいの活躍を」(前田)・「リオで日韓戦をやり、喜田選手や前田選手と対戦したい」(パク)・「ユースのときに背番号14をつけていたので」(和田) [新体制発表会]

【コメント】
エリク モンバエルツ 監督

「昨年、我々は自分たちのプレーアイデンティティを発展させていった。より速いスピードでプレーし、コンビネーションからの速いプレーを求めた。ときにはそれがうまくいって高いパフォーマンスを発揮することができた。ただ、最後の得点に結びつけるところで効果的なプレーが少なかった。さらにクオリティを高めていきたい。ゲームのすべての面においてクオリティを高めていく。特に攻撃面だ。それによってサポーターに多くの喜びを与えたい。そして今シーズンの終わりには、トリコロールの色に誇りを持ってもらえるようにしたい」

長谷川 亨 社長

「私が考えるF・マリノス復活の方向性とディレクションを話したい。私は35年間、日産の海外部門で働いていた。直近の15年は海外を転戦してきた。サッカーはプロでなくとも、社長業はプロ中のプロだと思っている。いくつもの会社を巡って、組織と会社を強くすることに関しては精通しているつもり。自動車会社もF・マリノスも、お客様とステークホルダーに夢と希望をお届けする。自動車ビジネスとサッカービジネスも基本的には同じだと思っている。社長就任以来、クラブ内のいろいろなスタッフと話をしてこの仮説が正しいことを再認識し、進めていく方向性を3つにまとめた。1つ目はコミュニケーションを向上させ、あらゆるステークホルダーとWin-inの関係を築く。2つ目がスピードの向上。スピードといえば横浜F・マリノスと言われるようなチーム、バックオフィスになる。あらゆる面で徹底的にスピードアップする。そして3つ目が、グローバライゼーションの向上を目指す。シティ・フットボール・グループとの関係だけでなく、Jリーグで最もグローバル化したクラブを目指す。なお、今シーズンのチーム編成はまだ完了していない。ここ半月から1ヵ月くらいの間に全体像が見えてくると思っている。タイトルを獲得するべく邁進するのはもちろん、絶えず3位以内の優勝を争うポジションを目指し、魅力あるチームにしていきたい」

MF 25 前田 直輝

「昨シーズン対戦したときに、ものすごく強かったチームの一員になれて嬉しく思う。本番のリオ五輪代表に入りたいと思い、成長するために横浜F・マリノスに移籍を決めた。世界と対等に戦ってきた経験豊富な選手が多いし、それを吸収したいと思った。このチームの選手たちと練習することで吸収することがたくさんある。自分にしかできないプレーがある。それがマリノスにとってプラスになればいい。マリノスが勝ち点3を取れるように頑張るだけ。(背番号25について)このチームの25番の意味は理解しているつもり。でも自分はもともと25番をつけたかった。松本では25番が空いていなくて、今回は空いていたけど、そのときに25番をつける重圧やプレッシャーのことを考えた。でも最後はこの背番号を背負って戦うと決めた。(五輪代表について)あの舞台に立ってプレーするのは簡単なことではない。だからテグさん(手倉森監督)が呼ばざるをえないくらいの活躍をしないといけない。たとえば、これからの半年間で自分がチーム得点王になっていればテグさんも呼ばざるをえないはず。去年は公式戦トータルで5点だったけど今年は公式戦10点を目指している。『惜しい』や『流れを変えた』ではなく、数字にこだわりたい」

 

 

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DF 24 金井 貢史

「マリノスの勝利のために自分の持っている力を出しきり、勝利に貢献したい。年齢と経験を重ねて、ある程度落ち着いてプレーできるようになったと思う。でもプロ1年目のような初心に戻ってサッカーに取り組みたい。日産スタジアムは昔から憧れていた場所でもある。大好きなグラウンドに帰ってくることができてうれしい」

DF 2 パク ジョンス

「去年の9月からマリノスに合流して、今季から正式に契約することができた。ヘディングとパスが自分の特徴。大学1年生まではボランチをやっていて、2年生と3年生のときはCBだった。プレーしていておもしろいのはボランチだけど、CBのほうが余裕を持ってプレーできる。日本と韓国の両方が五輪本大会に出場できたらいい。そのときは自分が五輪代表のメンバーに入って、リオで日韓戦をやりたい。そのときに喜田選手や前田選手と対戦したい」

FW 14 和田 昌士

「小学校1年生からお世話になっているマリノスの一員になれてうれしい。でもここからがスタートなので、チームの勝利に貢献できるように頑張りたい。いままで以上に努力しなければいけない。背番号は空いている番号から選ばせてもらった。ユースのときに背番号14をつけていたので14番にした。小学校のときからプロサッカー選手になることが夢で、それが叶ってうれしい。でもこれからが厳しい世界のスタート。1年目だからといって遠慮していたら意味がない。どんどんアピールして、レギュラーになって、たくさん点を取りたい。自分の持ち味は前目のポジションならどこでもできること。どのポジションで出場しても点を取ることにこだわりたい」

 

 

 

 

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