「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「やっとわかってもらえたのかな」(中村)・「いっぱい点が入った」(中澤)・「こうすれば勝てるというのがわかった」(三門)[浦和戦後コメント] <無料>

【試合を終えて】
エリク・モンバエルツ 監督

「非常に難しいゲームだった。特に前半は素晴らしいパフォーマンスを出せたと思う。相手の方がチャンスは少なかったと思う。おそらく浦和よりもポゼッションは少し低かった。ただ、我々の方がより前により速く攻撃を仕掛けていたと思う。ゲームプランがうまくいって我々が先制することができて、その後のゲーム展開がやりやすくなった。我々の守備は効果的にパフォーマンスを発揮できていた。そして浦和が前に出てきて空けたスペースを有効に使えていた。4ゴールのほかにもGKと1対1になったシーンなどたくさんチャンスを作れたし、相手のチャンスを我々より少なくしたという点でパーフェクトなゲームだったと思う。そして浦和も素晴らしいチームでたくさんの素晴らしい選手がいる相手だったが、今日はマリノスがとても強いチームだったということだと思う」

MF 10 中村 俊輔

「(FKについて)練習でも最近はよく当たっている。よく足に乗っかったなと思う。入ってよかった。けがから復帰して、ボランチをやっていた。長い時間けがでいなくて、復帰したポジションがボランチだったので、感覚もしっくりこなかった。でも新しい監督にアピールしたいと思ってやっていて、やっとわかってもらえたのかなと思う。自分が試合に出ていないときもあったし、チームには(藤本)淳吾や(栗原)勇蔵やヒョウ(兵藤)のようにレギュラーで試合に出てもおかしくない選手がたくさんいる。その中で試合に出るのは大変なことなので、そういう気持ちを持ってプレーしている。ボランチでやっていて勝てなくて切られたような感じだけど、この2試合はトップ下でプレーできて、これからもっとサポーターを喜ばせることができるように頑張りたい。自分と監督でトップ下の画が違うと思うけど、今年は途中からアデ(アデミウソン)が右にいて、左には(齋藤)学もいる。縦への推進力がある選手がいるので、自分がパスで推進力を出していければいい。そういう速攻の関わり方もある。パスは人が走るよりも速いみたいなイメージ」

MF 11 齋藤 学

「シュンさん(中村)のFKでラクになったけど、今日はチームとしてもいい入り方ができた。自分の1点目は(伊藤)翔くんがボールを持ったところで裏への抜け出しを意識していた。相手がいたので体を当ててコースを確保した。今年はああいう形を決められていなかったので入ってよかった。2点目はアデ(アデミウソン)がいい形で抜けて、最初に僕がシュンさんにボールを当てたところからいい形でボールが帰ってきた」

GK 21 飯倉 大樹

「(中村のFKについて)入ると思った。距離的にもいい感じだった。あっち側に蹴ると思った。オレはシュートを受けている回数が多いからね。速いボールが行けば入ると思った。あの1点がすべて。そのあと(齋藤)学が追加点を取って、後半の最初はチーム全体でどうにか守って、学がもう1点取って試合が決まった」

MF 6 三門 雄大

「自分が出場した浦和戦は新潟のときもマリノスに来てからも一度も勝ったことがなかった。今回は相手すごくやりづらそうだったし、こうすれば勝てるというのがわかった。柏木が高い位置を取ってきたので、そこにどう対応するかはシュンさん(中村)やマチくん(中町)と話ながらゲームを進めた。あとはカウンターがいい形で決まっていたのと、セットプレーで2点取れているのも大きい」

FW 16 伊藤 翔

「ゴールできれば言うことなしだった。でもこの4連勝は大きい。この連勝を無駄にしないためにも次が大事になる。今日は戦い方が整理されていた。前から行かずに引いて相手のスペースを消すという戦い方。カウンターも効果的だったし、(齋藤)学の3点目は人数をかけずにフィニッシュまで持ち込めた。今日は学もアデ(アデミウソン)も距離が離れずプレーできてそれは自分にとってもやりやすかった」

MF 8 中町 公祐

「まずは相手の2シャドーを抑える。中で話していたのは、ブロックを敷いて守る中でも前でも前へ出る意識は消さないということ。前向きにボールを奪うことができればチャンスになるわけだから。後半はああいう点差になって相手が前へ出てきて、どうしても後ろで守る場面が増えた。でもあの点差なら、このゲームコントロールも悪くないと思う」

DF 22 中澤 佑二

「いっぱい点が入った。1stステージ優勝の浦和に対してたくさん点を決めて勝つことができて、サポーターは楽しめたと思う。でも守備が完璧かどうかはわからない。映像を見直したら細かいところに問題があるかもしれない。今日は浦和が丁寧にやろうとしていて、それにしっかり対応できた。守備のやり方は去年以前に戻った。前半戦と違うのはシュン(中村)がいること。ボールを奪ってからひと呼吸置けるし、いなくなってからものすごく苦しかった。彼自身もすごくコンディションが良さそうだし、もう10~15分やってくれたらよかった(苦笑)」

DF 13 小林 祐三

「前半戦に逆転負けした相手で、1stステージ優勝した相手なので、みんなテンションが高かった。うまく相手を引き込めたし、特に前半は下がり過ぎずに守って、攻撃は相手がいないスペースをうまく使えた。後ろの4枚とダブルボランチでうまく連動して守れた。戦術的に相手を上回れたんじゃないか。アデミウソンとはかなり一緒にやってきて、言わなくても大丈夫な関係になってきた。攻撃ではカウンターに足がかりになってくれていたと思う」

 

 

 

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