2023.11.17

「僕がACLでの最終戦に復帰することが今年、メディカルチームに唯一プレゼントできることなのかなと思っている。怪我人が多い中でも彼らが1年間頑張ってやってくれたご褒美」（小池龍太）

2023年11月17日 18時55分　
カテゴリ：ニュース • 選手・監督コメント
タグ : 小池龍太

[コメント]

DF 13 小池龍太

「いろいろなことがある中でここまでたどり着いたチーム状況を見ると、やっぱり怪我人の多さというのはあると思います。タフなサッカーをしている限り、こういったことは起こり得ますし、でも戦えているマリノスの総力の高さは試合に出られない状況でも競争し続けてきた結果だと思うので、そこは他のチームにはない競争率や総力の高さが今の結果を生んでいると思います。僕個人の怪我にしても、他の選手が怪我だとしても、怪我をしたからその時点でシーズンが終わってしまうことはあるけど、たとえ復帰が来年になったとしても、今年中に戻れる怪我だったとしても、常にチームと一緒に同じ矢印で自分たちの今年の目標を叶えるために行動し続けているのがチームとしてまとまっている秘訣だと思う。そのコントロールはもちろん監督が一番前に立って、その後ろにキー坊（喜田拓也）や僕や副キャプテンが高い意識を持っているからこそ若い選手たちもそういった姿を見ることができるし、一人ひとりが報われるためにたたかうのこり2節だと思う。自分自身も最後まで諦めない姿勢を見せるつもりだけど、現実的に見ると彼らに託す部分ではある。それでも一緒に戦っていることを忘れてほしくないし、去年は（宮市）亮くんが怪我している時に体現した雰囲気を彼らに見せてほしい。

（去年は負傷していた宮市亮がこういったイベントに参加したが）亮くんのパワーは力強いものがあったし、彼が優勝に導いてくれたつもりでいた。僕自身が何かをできるのかといったら、こうやって総力を大きくすることくらいしか今はできない。こういう機会をもらえて嬉しいし、協力したいと思いました。ピッチで表現することはもちろんですけど、ピッチ外で何を表現できるかがプラスαでマリノスの力になると思っているので、いい日だったなと思います。

（復帰に向けて）今シーズン諦めた時期もありましたし、サッカー選手として復帰できるのかなという不安もまだ正直、残っています。自分が思い描いている強度であったり、クオリティに戻るのか分からない。その中でも、そこに戻すための努力はプロサッカー選手である以上はしなければならない。幸いにして僕自身はその努力を誰よりもできると思っているので、それを信じてやり続けているし『僕だからやっとここまで来れた』と思ってやっていないと心が折れる時もある。自分が今やっていること、いろいろなアプローチしているけど、いろいろな人の手を借りてやっている。自分の苦しさはいいけど、治らないとメディカルチームの苦しさを早く解消してあげたい。僕がACLでの最終戦に復帰することが今年、メディカルチームに唯一プレゼントできることなのかなと思っている。怪我人が多い中でも彼らが1年間頑張ってやってくれたご褒美じゃないけど、その成果を表現できれば少しは報われてくれるんじゃないかなと思う。