「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

神戸戦でのショックを払拭し、ACLで次のラウンドに進むために。 とにもかくにも勝ち点3必須なグループステージ第2節へ [ACLグループステージ 山東戦プレビュー]

 

神戸戦から中3日、次の浦和戦まで中7日

 

チームはヴィッセル神戸戦翌日、ACLグループステージ第2節を戦うために中国へ向かった。

正午過ぎの便で成田空港を出発。上海での約4時間のトランジットを経て、決戦の地へ。宿舎に到着したのは日付けが変わってからだったというのだから、なかなかの長距離移動と言っていいだろう。

初戦の仁川ユナイテッド戦がまさかの敗戦に終わったことで、グループ1位を目指すのならば背水の陣といっても大げさではない一戦である。対戦する山東泰山は初戦でカヤFCを3-1で下し、白星スタートを切っているだけに、アウェイでも絶対に負けられないゲームだ。

 

 

レギュレーションの確認も含めた記述をしておくと、マリノスは今回の遠征に23人で臨んでいる。試合開始までにイレギュラーがない限りは試合に登録できるメンバーちょうどの人数である。そして初戦同様、アクシデントに備えてGKは3人構成の見込みだという。

 

 

フィールドプレーヤーが普段のリーグ戦で16人なのに対し、ACLでは20人いる。戦略的なオプションが増えるのは言うまでもなく、単純なバックアップという視点だけでなく一芸に秀でた選手をベンチに入れることも可能。武器を持った選手の登用に注目だ。

もっとも前述したように勝たなければいけない試合である。初戦のようにメンバーを大幅に入れ替える余裕はないだろう。幸いにしてこのゲームが終わると、次のルヴァンカップ準々決勝の浦和レッズ戦まで中7日ある。次に向けたコンディショニングと温存を考える必要がない。

神戸戦から中3日と長距離移動の負担を考えるとまったく同じ11人にはならないだろうが、メンバーチェンジは必要最小限にとどめるかもしれない。

 

 

 

オプションの拡充も図りたい一戦

 

普段のリーグ戦よりも選択肢が多い状況で、ケヴィン・マスカット監督の決断に注目が集まる。

 

 

わかりやすいのは神戸戦でベンチスタートだった面々をスタメンに組み込む一手だろう。現状で準レギュラー格の水沼宏太や宮市亮、ナム・テヒを先発させる可能性は十分に考えられる。フレッシュな息吹を期待するという点でも効果を期待できる。

 

 

 

ヨコエク

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