2015年04月23日 21時31分　
カテゴリ： 選手コメント

【試合を終えて】
エリク・モンバエルツ監督

「前半の悪い時間帯にPKで失点して、名古屋はその1点を守り抜いたので我々は負けた。名古屋の守備はコンパクトで、フィジカルに優れた選手が揃っている。そのためにはサイドでのスピードアップを求められる。センタリングを何度か上げたが質は高くなかった。あと下がった相手を崩すには短いパス交換からのコンビネーションも必要だが、そのバリエーションも足りなかった。あと3つ目の解決策は個人の突破だが、今日はそういった選手をメンバーに入れていなかった。（復帰した中村について）長いリハビリから戻ってきたばかり。今日の彼はチームとしてのビルドアップで低い位置でプレーしていた。今後、彼にはもう少し高い位置でのプレーを求めたい。それにはもう少し時間が必要。フィジカルコンディションやスピードの部分など、もう少し準備時間が必要になる」

MF 10 中村 俊輔

「自分にとって久々のゲームで、足のことや自分のプレーのことについて最初は探りながら入ったけど、ゲームになったら勝つことを考えた。だから勝てなかったことが残念。外から見ていて監督は縦に早いサッカーを求める。それに自分をどう融合させるか考えていた。でも今日の試合では相手がリードして、後半はすぐに引いたのでそういう場面を作りにくかった。そういうサッカーに自分をすり合わせていく作業が必要。これまで見ていると前半から急ぎすぎるところもあるし、もう少し選手の判断でブレーキをかけることも必要だと思うから。サッカーの内容としては縦に早いサッカーになっている。練習でもそういったことを求められている。それが得意なのは三門くらいで、あまり得意ではない選手もやっているから難しい。もちろん縦への意識は大事だし、一番先頭の選手にボールを出していくことも大切なこと。でもそれを使い分けないとダメ。前半見ていて、自陣でボールを回しているだけで前へ進まなかった。だから自分が入ったら少し時間をかけても相手陣内にボールを進めていったほうがいいと思った。そのあたりは途中で監督に『これはいい？』って聞きに行った。今日、オレが前に残っていたら相手の3バックに揉まれて、チームとしてもボールが前に進まずに終わったと思う。これから少しずつシステムをいじったり、選手を入れ替えたりするところがあると思う。そういった中で自分が何をしていくか。自分のところでギアチェンジできればいいと思うし、どうやって攻めるのかの判断は選手個々が考えないといけない。足首は万全ではないし、完治はしていない。今日もテーピングを巻いて試合をやっているし、試合のあとは使ったぶんだけジーンとしている感じがある。今日感じたのは思ったよりも体が軽いこと。心肺機能としてはラクだった。リハビリの筋トレや普段の練習のほうが強度は高い。足のこともそうだけど、チームのことを考えないといけない。上積みするというよりも最近新しいことにチャレンジしたような感じ。もう少し使い分けていかないと。結局は勝ち点3を取る、勝つサッカーをしないといけない。勝つサッカーをすることを第一に考えてやっていく」