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「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「代理人に『(違うチームへ)行きます』と伝えたこともあります。でも、その日の夜がまったく眠れなくて。それで翌日の朝イチで代理人に電話して・・・」 [渡辺皓太インタビュー(後編)]

【渡辺皓太選手インタビュー(後編)】

実施日:6月13日(火)

インタビュー・文:藤井 雅彦

 

加入5シーズン目にして、充実の時間を過ごしている渡辺皓太。

ここまでの道のりは決して平たんではなく、苦しい時間のほうが長かった。

人生における大きな岐路に立たされていた時、彼は何を考え、いかにして結論を出したのか。

インタビュー後編では、F・マリノスで過ごした約4年間を振り返ってもらった。

ボランチとして生きていく覚悟を固めると、やるべきことは自ずと決まっていった――

 

 

 

 

前編からつづく

 

今でも危機感しかありません。なくなったらダメだと思っています。常に成長しなければ必要ないと言われてしまう世界です。

 

――前半戦終了時点で、チームで4番目に多いプレータイムです。

「そうなんですね、初めて知りました。今は試合に出場し続けながらコンディションを保つのがこんなに難しいのかと感じているところです。どの試合もトップパフォーマンスを出し続ける難しさを知りました」

 

 

 

――それはJ1で未知の世界だった?

「これは僕に限った話ではなくて、体のどこかが痛かったり、少し疲れているなと感じている状態で臨む試合も絶対にあるはず。その中でどれだけアベレージを高く保つかが大切。コンディショニングの難しさを痛感しています」

 

――2022年初めのインタビューで「危機感しかない」と話していました。試合出場を重ねることで、良い意味で余裕は生まれてきましたか?

「今でも危機感しかありません。なくなったらダメだと思っています。常に成長しなければ必要ないと言われてしまう世界です。試合に出場していても満足してはいけないと自分に言い聞かせて、毎日の練習と試合で成長していくことが大事です」

 

 

 

――ポジション争いや若手の突き上げが常にある世界だと思います。藤田譲瑠チマ選手や山根陸選手はどのような存在ですか?

「技術レベルが高くて、自分にはないものを持っている選手たちです。彼らの存在は刺激になっていますし、だからこそ自分も成長できる。とても良い環境で競争できていると思っていて、だからこそ頑張れているのかもしれません。お互い高い意識で練習から取り組めています」

 

――ライバルに隙は見せられない?

「本当にそういう怖さがあります。だから絶対に離脱できないし、体がちょっと痛いくらいでは休めません。そのためにケアやメンテナンスもしっかりやっているつもりです」

 

 

 

頭の整理をして、動き方も整理しました。今はボランチとしてプレーすることしか考えていません。

 

――昨季途中からは主力として定着しました。特に、ボランチとして求められているプレーをしっかり表現しているように感じます。

「まずチームがやりたいことを理解しようとして、その中で自分に求められていることを100%やり切るという意識でプレーしています」

 

 

 

――すっかりボランチの選手ですね。

「もともとはもう少し攻撃的なポジションをやっていた中で加入して、2019年や2020年はボランチとトップ下の両方の役割をやっていましたけど、だんだんとボランチに固定されるようになりました。少しずつですが頭の整理をして、動き方も整理しました。今はボランチとしてプレーすることしか考えていません」

 

――これからずっとボランチでメシを食っていく覚悟を決めた?

「もちろん攻撃的なポジションもできるのがベストですけど、基本的にはボランチとしてやっていきたいです」

 

――「渡辺皓太=ボランチ」と言われてうれしい?

「うれしいですね。自分としてもボランチのほうが安心してプレーできるようになりました。ここまで来るのに、長かったです(笑)」

 

 

 

――この境地に到達するまで、たくさんの葛藤や試行錯誤があったと思います。

 

 

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