「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

トリコロールの未来を担う山根陸は先発濃厚。 絶対的な存在になるために求められるモノとは [ルヴァン杯 6節 鳥栖戦プレビュー]

 

負傷を抱えるエウベルと畠中は……

 

リーグ戦をちょうど折り返した次は、ルヴァンカップのグループステージ最終節だ。

すでに上位ラウンド進出を決めているマリノスにしてみれば、いわゆる消化試合かもしれない。だからといってモチベーションを下げるチームではないし、公式戦のひとつであることに変わりはない。明日も全力でマリノスのサッカーを披露するために、高いテンションで臨む。

 

 

国際Aマッチデーの裏側で開催される試合だ。そして、直近のリーグ戦から中7日あり、次のリーグ戦まで中5日ある。連戦の疲労やコンディションを気にすることなく、この一戦に全エネルギーをつぎ込める。離脱しているのは小池龍太、角田涼太朗、飯倉大樹の3選手。彼らを除いた選手たちはプレーできる状態にある。

加えて、柏レイソル戦で軽度の傷を負ったエウベルと畠中槙之輔は無理をしない公算が高い。前者は相手のハードチェックに苦しめられて何度も倒され、後者はフル出場を続けていた影響もあって違和感を訴えたという。強行出場しようと思えば可能なのだろうが、すでに勝ち上がりを決めている大会でリスクを背負う必要はない。

 

 

ウイングには経験豊富な水沼宏太がいる。彼を右ウイングで起用し、はヤン・マテウスを左ウイングにスライドさせれば問題ないだろう。最近はプレータイムを減らしているだけに、並々ならぬ闘志で臨む一戦だ。

 

 

センターバックは、上島拓巳の先発のチャンスが巡ってきそう。どのポジションでも実直な姿勢でプレーする彼の評価は日増しに高まっている。「もちろんセンターバックで勝負したい」というこだわりのポジションで何を見せられるか。

 

 

ふたりの選手にとって、シーズン後半戦を占う重要な90分間になる。

 

 

山根陸のボランチ起用が有力か

 

ルヴァンカップなので『U-21選手出場施策』が適用される。

 

ヨコエク

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