「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「マリノスのエンブレムを背負っている以上、どの試合でも、どの相手でも、どんな状況でも勝ちを目指すのが義務」 上昇の一途をたどる一森純が、トリコロールの最後尾に君臨し続ける

 

上出来の首位ターンにも、守護神に浮かれる様子は一切ない。

「まったく満足していない。前半戦は周りに助けられてばかりだった。レイソル戦は劇的な勝利だったけど、うれしい反面で自分がもっとチームを勝たせられるプレーを増やしていきたいと強く感じた試合だった」

 

 

一森純の言葉だ。観ている者の魂を強く揺さぶる柏戦はスリリングかつエキサイティングだった。ただし、3失点している事実は守備者として見逃せない。

アンデルソン・ロペスのこの日2点目で同点に追いついたあとには、無人のゴールを狙われるロングシュートで肝を冷やした。ゴールマウスを飛び出してタイプしていた一森は、どのような思いでボールの軌道を見つめていたのか。

「とにかく『外れてくれ』と祈った。正直やばいと思った。でも、あきらめなければ何かが起きると信じて、できることを最後までやろうと。全力で戻っていなかったらバーに当たったボールをキャッチできていなかったし、もしかしたら相手ボールになっていたかもしれない」

 

 

いつ、いかなる状況でも自身の仕事を突き詰めてきた。直近2試合での5失点を振り返ってみても「やられたらな、という失点ではなく、防げた失点ばかり。これは止められないという失点はなかった。すべて課題が残る失点だった」と言葉に悔しさを滲ませながらも、一瞬たりとも手を抜かずにプレーしてきたことには堂々と胸を張る。

 

ヨコエク

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