「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「去年、ACLに出場したチームがリーグでうまくいかなくなった。ウチはそうならないようにしないと」(俊輔) +栗原・富澤・中町・兵藤・中澤他

【試合を終えて】

DF 22 中澤 佑二

「妥当な結果じゃないか。いい形で先に点を取ったけど、そのあとの攻撃で 脅威を与えられていない。淡白になってしまった。前半の鹿島は出足が鈍かったかもしれない。ウチは相手ゴールに向かってプレーすることは意思統一できてい たと思う。でも個ではなくコンビネーションでゴールを目指さなければいけない。1失点目ですべてが決まった。僕のポジションかもしれないし、アプローチか もしれないし、どこかに理由がある」

 
樋口 靖洋 監督

「前節、不甲斐ないというか、受け入れがたい負け方をした。自分たちが勇気を持って仕掛けることができなかった。その試合から一週間、とにかく前にプレーすることをトレーニングで強調して、もう一度アグレッシブさを取り戻そうと臨んだ。前への姿勢は示せたと思っている。その結果が逆転負けということで、しっかり現実として受け止めなければいけない。序盤で連敗ということになってしまったが、まだ5試合しか終わっていないととらえて、しっかり切り替えてきっかけをつかんで勝っていきたい。(小林の交代について)まず前半にカードを1枚もらっていたこと。そして交代の前の時間帯にボールの失い方が悪くなってきていた。彼の性格をからすれば自分のミスを取り返そうとして、もう1枚カードをもらうのが怖かった。また疲労感も見えたので、フレッシュな選手を入れた方がいいと考えて交代させた」

 

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MF 10 中村 俊輔

「去年、ACLに出場したチームがリーグでうまくいかなくなった。ウチはそうならないようにしないと。コンディションをどうするか。ウチのチームは短い期間でハードな練習を入れるけど、年齢が高い選手が多いし、それぞれが自分で調整できる選手だと思う。そのあたりで後半に足が止まった。あとビルドアップのときのボールの回し方はまだまだ雑。裏にしろ、足元にしろ。ビルドアップも何もできなくなる」

MF 7 兵藤 慎剛

「前半はどちらかというとウチのペース。後半の入り方も悪かったわけではないけど、だんだん距離感が悪くなって、単調な攻撃が続いて、セカンドボールが拾えなくなった。もうちょっと1-0で勝っている時間を長くしないといけなかった。失点シーンだけを見ても数的不利ではないはず。攻守の切り替えも遅かったし、単純に全員が走り負けていたというのもあると思う」

DF 4 栗原 勇蔵

「ゴールは珍しく自分のところにボールが来た。でも勝たないと意味がない。後半の途中からは攻守が切り替わったときにウチの足が止まり始めて、思い切りカウンターを食らってしまった。相手のほうが足が動いていた。今日は暑かったけど、それは相手も同じこと。今日に関してはウチが先制したけど試合の運び方がまだまだだった」

MF 8 中町 公祐

「前半やっている感じは0-0でも勝ちに持っていける手応えを感じていた。でも1失点目は時間帯も失点の仕方もウチらしくない。ああいう失点をするチームではない。そこから主導権の握り合いで負けて2点目を取られた。こういった負け方はしなかった。前半の感覚で負けた試合は去年なかった」

MF 27 富澤 清太郎

「前回の試合を反省して、前に行こうという意識はプレーとして確実に出ていたと思う。そのぶん返って来たのは後半のオープンな展開だった。反省を生かしながら、その中でスタイルを貫いていくことが大事。リスクを背負いながらやっているので足が止まってきた選手も出てきた。それぞれ前への意識が強かった」

 

 

 

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