ふろん太くんは「今回も3-0で勝つ」東京ドロンパは「10-0で東京が勝つ」火花散る!?多摩川クラシコ事前合同記者会見【2025 News/無料公開】

バチバチ感よりもイチャイチャ感が漂っているような気がするのは、さすが多摩川クラシコというべきなのか……。撮影:後藤勝

マスコットもなかよし?撮影:後藤勝
3月26日、都内でJ1第7節「FC東京 vs. 川崎フロンターレ」開催を前に「多摩川クラシコ事前合同記者会見」がおこなわれた。会見には東京から佐藤恵允と東京ドロンパ、川崎から伊藤達哉とふろん太が出席し、互いに勝利は譲らないと激しく火花を散らしあった。
◆今年は自分が活躍して……と佐藤恵允

撮影:後藤勝

撮影:後藤勝
今回の会見に登壇した選手は、互いに欧州からの帰国組で今シーズン初めてJリーグでプレーするという共通点を持つ佐藤と伊藤。とはいえもちろん渡欧前から多摩川クラシコの存在は認識していて、欧州でのダービーマッチの感覚を知るふたりとして、負けられないという気持ちがあらわれていた。
「昨年の多摩川クラシコで両方とも3対0で敗れているという結果があるので、今年は自分がしっかり活躍して3対0で勝ってやろうと思っています」(佐藤)
「これから7連戦とその後のACLサウジがあるので、まずはこの一戦目の多摩川クラシコをしっかり制して、そのままの勢いで今後の連戦の試合に向かっていきたい」(伊藤)
また、前への推進力があるアタッカーというところも共通点。互いの分析を語る口調には、称賛のトーンが多く含まれていた。
「伊藤選手のプレーはドイツでも映像で観ていました。自分と違ったタテへの推進力だったり、そのキレキレのドリブルとか緩急のドリブル、もう自分とは違ってすごく巧い選手だなという印象です。ただ自分の売りもタテへの推進力だったり、ドリブルのところ。もしかしたら試合でマッチアップすることがあるかもしれませんけど、そこは自分のスピードでぶっちぎって、そのままゴールにつなげたいと思っています」(佐藤)
「佐藤選手の特長は、やっぱりパワーとスピードがあるなと観ていて思っています。カウンターの時にあれだけしっかりスピードで絡んでこられたら相手としては難しいので、そういうところがすごくいいなと思っていますし、この間(ルヴァン)も最後PKをもらって、あれはPKをもらわなかったら多分ちょっと嫌な感じだったと思うので、そういうのもすごく大事だと思います。自分の特長は佐藤くんとはちょっと違うと思いますけど、最後のクロス、得点に絡むところでいまは勝負したいので、そこでは勝って、FC東京との試合でもゴールとアシストで勝利に貢献したいと思っています」(伊藤)
このあとマスコットも登壇、東京ドロンパが「10-0で東京が勝つ」と書けば、ふろん太も「今回も3-0で勝つ」と書き、互いに譲らない雰囲気が全開。決着は試合当日に持ち越しとなった。
ダービーマッチということに関して言えば、欧州帰りらしい伊藤の言葉が耳に残る。
「やっぱりダービーというのはドイツでも特別な試合なので、その試合その試合がターニングポイントになることも色々ある。いままでが良くてもその試合に負けてから流れが変わったりとか、逆にそんなに乗り切れていなくてもその試合で一気に上に絡んでいくということもある、そういう特別な意味のある試合だと思うので、そこはしっかり勝って良い方向に持っていきたいなと思っています」
選手もマスコットも似た者同士がバチバチ(イチャイチャ?)とぶつかり合った事前合同会見。当日の試合がどうなるか、楽しみは増すばかりだ。

撮影:後藤勝

撮影:後藤勝
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