安斎颯馬、特別指定選手としてルヴァン第4節ガンバ大阪戦出場の可能性が濃厚に【無料公開】

撮影:後藤勝
早稲田大学在学中で2025シーズンのFC東京加入が内定している安斎颯馬が4月18日、小平グランドで全体練習をこなし、19日におこなわれるルヴァンカップEグループ第4節ガンバ大阪戦のメンバーに入る可能性が浮上。出場が濃厚になってきた。
◆アルベル監督「自信を持ってプレーしているところが気に入っている」
FC東京U-15深川時代に見つめていた味の素スタジアムのピッチ。U-18への昇格はならなかったが、大学を卒業しないうちに、青赤のユニフォームに袖を通す機会が訪れそうな気配になってきた。
「味の素スタジアムでデビュー出来たら、本当に光栄なことだと思います。高校、大学を経て、東京のファン、サポーターのみなさんの前でプレーできることを嬉しく思っています。明日は、自分のよさを積極的に見せたい。自分のストロングポイントを見せると同時に、戦う姿勢をいちばんに見せたいと思います。誰よりも球際の積極性や、最後まで走り抜く姿、戦う姿を見せたいと思います」
特別指定選手の身だが、新人という雰囲気もなく、既に、当たり前のようにトップチームの練習風景に溶け込んでいる。アルベル監督も「自信を持ってプレーしているところが気に入っています。まだ数日しか見ていませんが、テクニックが十分高いことは確認出来ています。明日招集する可能性がある。右サイドバックで起用を考えています。将来を考えると補強が必要な選手で、彼をまずは試してみたい。興味深いことに現代サッカーはどんどん変化してきていて、サイドバックは以前よりも難しいポジションになってきています。サイドバックに求められる要素が極端に増えてきています。それは世界的に言えるサッカーの変化のひとつだと思います。そこも踏まえたうえで試してみたい。出場? するかもしれません」と、新しいタイプのサイドバックとして興味を隠さず、チームの一員として扱っている。
安斎はこう言っていた。
「加入内定が発表されてから約一週間が過ぎ、自分が想定していたよりも早いタイミングで進んでいます。チャンスをもらえたら、率直にやってやろうという気持ちが強いです。試合にかける思いは、誰よりも強いです。もしピッチに立つことが出来たら、FC東京U-15深川でプレーしていた中学時代から成長した姿をファン、サポーターのみなさんにピッチで見せたいと思います。チームとして苦しい時期を過ごしていますけれども、勝利をお届け出来るように頑張ります」
役割が複雑化し、ただ頑強なだけでも、ただプレーメーカーとして機能するだけでも務まらない現代のサイドバック。その最新系として、安斎の姿を観ることが出来るのかもしれない。
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