長友佑都、3月の日本代表メンバーに選出!目前に迫った福岡戦とワールドカップ出場決定に向け熱く吠える【News/無料公開】

撮影:後藤勝
3月13日、JFA(日本サッカー協会)はFIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)に臨む最新の日本代表メンバーを発表。FC東京からは24年9月、10月、11月につづいて長友佑都が選出された。このメンバーは3月20日(祝日)に開催されるバーレーン代表戦、3月25日(火)に開催されるサウジアラビア代表戦(会場はいずれも埼玉スタジアム2002)に向けて選ばれたもの。
最終予選で日本代表はここまで6試合を終えて5勝1分の成績を残し、グループCの首位に立っている。20日のバーレーン代表戦に勝つと他会場の結果に関係なく2026年6月11日から7月19日にかけてカナダ、アメリカ合衆国、メキシコで開催される「2026 FIFAワールドカップ」本大会出場が決定。重要な一戦になる。グループ3位、4位になると10月の4次予選を戦わなければいけなくなるが、そこに回ることなく、そしてこの3次予選最後の6月を待つことなく、1年以上の準備期間を得られると考えると、20日の試合は日本全体にとって大きな意味を持つ。
◆モチベーターとして行っているわけじゃない
長友佑都は今回の代表選出を受けて次のように語った。
「今回も引き続き日本代表に選出していただき大変光栄に思っています。
ただ、合流する前にアビスパ福岡戦があるので、そこで東京のファン・サポーターのみなさまに勝利を届けられるように全力で戦います。東京の試合で得た良いエネルギーを持って日本代表の活動に行ってきます。
そして5回目のワールドカップ出場に向けて、まずは出場を自力で決められるように、目の前の練習と試合に全力で臨み、ワールドカップ出場を決めてきます。応援よろしくお願いいたします。
ワールドカップ、いくぞゴラァァァァァ!」
今年のキャンプは別メニューの状態から徐々にコンディションを上げていき、Jリーグ開幕を迎えるタイミングで好調に。メンバー入りを果たした。クラブで自らを鍛えているからこその好循環で、森保一日本代表監督の眼鏡にかなった。
「代表に、ぼくは代表を応援しに行っているわけじゃないし、モチベーターとして行っているわけじゃないので。やっぱり選手としてそこに食い込んでいく、ワールドカップでピッチに立つ、そこでチームに貢献するということがぼくのすべて。そのためにはこの一年、代表にふさわしいプレーをというところと。『おっさんいらない』と言っている人たち、ぼくのことを批判する人たちさえも、『あいつはやっぱり必要だな』と、選手としてもいろいろな意味に於いて必要だなと言わせたいですね」
長友はJ1開幕戦を前に、今年に向けて意気込みをこう語っていた。その高い熱量は東京のチーム内に伝播し、「ギラギラする」が共通語になっているが、その長友もまた、松橋力蔵監督の高い熱量を感じ、士気を高めていた。
「(松橋監督の『今の自分を超えていけ』というメッセージに対して)超えられたらいいね。でも超えるためにやっているし、また、いまだけじゃなくて先の未来もそうだし。ワールドカップの自分を超えるという意味でも、そのくらいの目標というか、そのモチベーションでやりたいなと思いますね」
今年の9月12日で39歳の誕生日を迎える長友が、前回以上の己をめざし、前人未到のワールドカップ5大会連続出場への道を進む。

撮影:後藤勝
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