ピータークラモフスキー監督のコメント【2024 ルヴァンカップ2回戦vs.Y.S.C.C.横浜(AWAY) Preview/無料公開】

安斎颯馬を気遣うピーター クラモフスキー監督。撮影:後藤勝
「ほかの方々(不在の記者たち)はどうしたのですか」
──ターンオーバーしています……。
「わっはっはっはっは(爆笑)」
──ルヴァンカップだが、若手の起用は考えているか。
「試合に勝つメンバーを連れていきます。それをいま、考えています。今日(4/15)メンタルのところをしっかり聞いて、明日また練習がありますので、その辺をまたしっかりと判断出来るように聞いていきたい。若かろうが、若くなかろうが、私にとってはそれは関係ないことです。準備が出来ていれば、力さえあれば、18歳だろうと、年齢が一番高かろうと、自分たちのフットボールが出来るように準備していきます」
──代表選手が抜けて単純に人数が足りない影響が出てきていると思うが。
「それもいま、自分たちがやっているプロセスのひとつだと思っています。メンタリティもそうですし、プロセスをしっかりと細かくやっていくこと。自分たちのプレーだったり自分たちがいま毎日やっていることをしっかりと伸ばしていくこと。それが成功や、大きなことにつながっていく一歩だと思っています。それをもっともっとやれるように継続していく。いい方向に向かっていると思いますけど、もっとやらないといけないと思っています」
──ルヴァンカップが今年からノックアウト方式に変わり、難しいところは。
「ふむ。勝てば進めますし、負ければそれで終わる。過去のルヴァンは6試合やってグループステージをどう抜けるか。そのちがいはありますけれども、私にとっては何も変わりません。毎週、プレー出来るチームを選ぶこと。我々のフットボールが出来るようにそして試合に勝つという我々のメンタリティを持って戦うことです。それがルヴァンカップでもどの試合でも問題はない。11人がしっかりと戦う準備をしていくこと。サブの選手たちがインパクトを残せるように、そしてゲームをうまく最後まで戦えるようにしていくだけです。それは変わりない。私は毎試合勝ちたいと思っています。そのメンタリティを持ちながら我々は戦っていきます」
──安斎颯馬に声をかけていたが。
「もちろん彼も傷ついて、試合のあと辛かったと思う。試合のあとにも話しましたし、すごく落ち込んでいたので、試合のあと。あの場面で彼にはいろいろなプレッシャーがかかっていたかもしれません。チームとしてどう反応していったのか。チームとしてのメンタリティ。クラブ、そして彼のためにそれをしっかりと乗り越えた。よく追いついたと思っています。3点目も入りそうでしたけど、時間がなくなってしまいました。颯馬と話したのは、前向きにいこうと。もちろん、彼がミスをしようと思ってミスをしたわけではない。100パーセントのサポート、それはみんなにとって同じです」
──川崎、ヴェルディのような対策を講じる相手が増えてくると思うが。
「そうするとほかのスペースが空いてくる。そこを見つけていきます。自分たちがやるべきは、そういったところをすばやく見つけられるようにしていくこと。そして前に行けるように、相手のところを衝いていければよいと思っています。怖れることもない。自分たちの戦い方をしっかりと伸ばしていければいいと思っています」
———–
■ https://www.amazon.co.jp/dp/B00NNCXSRY後藤勝渾身の一撃、フットボールを主題とした近未来SFエンタテインメント小説『エンダーズ・デッドリードライヴ』(装画:シャン・ジャン、挿画:高田桂)カンゼンより発売中!
———–