バングーナガンデ佳史扶が45分間出場、先制点の起点となるディフェンスで魅せた! FC東京とFC町田ゼルビアの練習試合は1-1の引き分け【2023 練習試合 FC東京vs.町田】

ミッチェル デュークも出場。撮影:後藤勝
8月13日、FC東京は小平グランドで45分間×2本の練習試合に臨み、FC町田ゼルビアと対戦。結果は1-1の引き分けに終わった。
ともに12日の公式戦に出場しなかった、またはその試合で出場時間が短かった選手がプレー。町田側からミッチェル デュークが出場するなど、豪華メンバー同士の対決となった。東京のほうはバングーナガンデ佳史扶が1本目の45分間に出場、原川力が2本ともフル出場と、復帰・加入組の状態を確認出来たことが収穫だった。

ペロッチがPKを獲得。撮影:後藤勝
全体的にはなかなかボールを保持出来ない東京がハイラインの背後をカウンターやロングシュートで衝かれ、防戦の時間が長くなるものの、ゴール前の守備力が高く被決定機のことごとくを跳ね返すという展開。そのなかで1本目の27分から28分にかけて佳史扶が高い位置でのプレスからボールを奪ったチャンスでペロッチが倒されPKを獲得。これを29分、小刻みな助走ステップでペロッチ自身が決めて東京が先制した。その後も攻め込まれては跳ね返すタフな展開で逃げ切るかと思われたが、試合終了間際の2本目46分、内田瑞己にゴール前右のエリアから児玉剛が反応しきれないコースへと撃ち抜かれて失点。2分後にタイムアップの笛が鳴った。

腰を落としてニアサイドのシュートを弾き、観衆の拍手を浴びる児玉剛。撮影:後藤勝
失点したとはいえ、2本目に野澤零温以外はユース4人というサブメンバーに交代して試合に破綻をきたさなかった点は評価出来る。また、ともに交代で入ってきたゴールキーパーの児玉とストイシッチがそれぞれナイスセーブで観衆の拍手を受け、ゴール前の攻防が盛り上がったのもよかった点。試合全体を通しても練習試合とは思えないテンションの高さで双方とも球際に厳しくハードにプレーし、東京が思い通りにつなぐ場面が少なかったとは言え、好ゲームであったことは間違いない。
注目の原川は長いボールが多くなる試合内容の関係でプレー機会が少なかったが、大きく斜め前方に展開するパスなどでらしい持ち味は見せた。

巧みなボール扱いと安定したポジショニングを見せた原川力。撮影:後藤勝
◆先制点につながったディフェンスの意図とは

たくましかったバングーナガンデ佳史扶。撮影:後藤勝
試合後、佳史扶が取材に応じた。
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